DigiKeyサイトで代替/置換部品を見つけるための5つの便利な方法

お客様に耳寄り情報です！電子技術者、購買担当者、メイカー、学生を問わず、あらゆるお客様にこのブログを是非ご一読いただきたいと思います。DigiKeyは、お客様が代替/置換部品を簡単に見つけるための5つの便利な方法をご用意しています。部品がEOL（保守終了）、生産中止、NRND（新規設計非推奨）、または単に在庫僅少であっても、DigiKeyはお客様にぴったりなソリューションを提供いたします。

代替/置換部品を見つけるための5つの方法は、次の通りです。

1. 標準のパラメトリック検索を使用する
2. 製品詳細ページで推奨代替品を確認する
3. 製品詳細ページで類似製品を見る（逆引き検索）　
4. クロスリファレンスツールを使用する
5. myListsを使用する

コンデンサは、代替/置換品検索の依頼が最も多い部品の1つです。最もシンプルな部品でもあるため、ここではコンデンサを例にして説明します。

これらの例を見ながら、部品の種類によっては、主要な仕様が異なることに留意してください。このブログの情報を、お客様のアプリケーションに応じた部品の検討 & 検証に是非お役立てください。

1.標準のパラメトリック検索を使用する

このプロセスでは、2つのブラウザウィンドウを開くと便利です。1つのウィンドウで、代替/置換元の部品ページを開きます。この操作が常に可能とは限りませんが、この例では、代替/置換元の部品ページを開くことにします。どのパラメータがお客様のアプリケーションにとって重要かを知っていれば、代替/置換元の部品の品番は必ずしも必要ではありません。

代替/置換元の部品ページを表示したら、DigiKeyのウェブサイトを分割画面として開きます。この例では、次の部品の代替/置換品を探します。

https://www.digikey.jp/ja/products/detail/nichicon/UKW2A4R7MDD/1964293

次のステップは、DigiKeyのウェブサイトで適切なカテゴリを開くことです。検索バーを使用するか、製品カテゴリで[すべて表示]を選択すると、正しいカテゴリを見つけることができます。私は2番目の方法を好んで使用します。検索機能では、使用する用語によって選択肢が狭まりすぎてしまうからです。

各主要カテゴリの中には、より小さな、細分化されたカテゴリがあります。ここでは、アルミ電解コンデンサを例にしています。適切なカテゴリに入ったら、DigiKeyのウェブサイトを検索する際の最初のステップは、[在庫あり]を選択し、[フィルタの適用]をクリックすることです。これにより、DigiKeyに現在在庫があり、迅速に出荷できる製品のみを表示することができます。しかし、DigiKeyが取り扱っている製品で、現在在庫がないものも検索する場合は、[通常在庫]を選択することで、追加の選択肢を得ることができます。これは、DigiKeyのウェブサイトで入手可能な製品を探す際に、カテゴリに関係なく最初のステップとなります。

ここで、代替/置換元の部品と属性を確認し、部品の種類やアプリケーションに応じて、何が最も重要かを判断します。

この例では、既存の基板に取り付ける必要があるため、静電容量定格、電圧定格、取り付けタイプ、サイズといったパラメータに着目しています。各パラメータで必要な値を選択して、[フィルタの適用]を押します。必要なパラメータをすべて選択する必要がない場合もあります。代替/置換元の部品のパラメータをそのまま選択すると、得られる結果が制限されることもあります。このコンデンサはその好例です。なぜなら、代替/置換元の部品の定格電圧よりも高い電圧を選択することができるからです。パラメータの値を1つ1つ選んでいくのは少し時間がかかるかもしれませんが、最終的には良い結果を得ることができます。

特定された属性を選択すると、アプリケーションの要件を満たす結果の絞り込みリストが表示されます。この時点で、必要に応じて結果をさらに絞り込むこともできますが、この種類の部品ではそれが不要なことも少なくありません。ICを探す場合、この方法で代替/置換部品を探せば必ずうまくいくとは限りません。その場合、DigiKeyサイトの属性に加え、ピン配列を考慮する必要があります。

2.製品詳細ページで推奨代替品を確認する

製品の詳細ページには、多くの場合、ページの上部や下部に推奨代替品が掲載されています。先ほどと同じ部品を見てみると（こちらを参照）、以下のようにページの上部と下部に推奨代替品が表示されています。

[直接]はメーカーからの直接代替品であることを意味し、[アップグレード品]はアップグレードされた属性があることを意味します。また、他のタイプの代替品が表示される可能性があります。この方法で代替/置換部品を見つける際は、データシートでその製品がお客様のアプリケーションで使用可能かどうかを確認する必要があります。

3.製品詳細ページで類似製品を見る（逆引き検索）

この方法では、代替/置換元の部品の品番を知っておく必要があります。先ほどと同じ品番（493-15522-ND）を使用して、製品詳細ページに移動し、製品属性のセクションまでスクロールします。

この方法においても、まずはお客様のアプリケーションで最も重要なパラメータを特定します。ここでは、静電容量、リード間隔、電圧が最も重要なパラメータとなります。電圧は柔軟に選択できるため、まずは静電容量とリード間隔で絞り込みます。電圧で絞り込むのは、次のステップまで待ちましょう。パラメータの右側のボックスを選択したら、[新しいパラメトリック検索]を押します。

他の検索方法と同様に、次は[在庫あり]を選択し、[フィルタの適用]を押します。そこからさらに選択肢を絞り込むことができます。最初の方法と同様に、より重要なパラメータ値から選択し、各パラメータの値を選択した後に[フィルタの適用]を押します。

4.クロスリファレンスツールを使用する

これまでの方法とは別のやり方をお求めですか？そんなお客様のために、DigiKeyはクロスリファレンスツールをご用意しています。まず、myDIGIKEYアカウントにログインしてください。ログイン後、DigiKeyクロスリファレンスツールのページの検索バーにメーカー品番を入力します。これにより、代替/置換部品が読みやすく、詳細な比較リストで表示されます。該当する場合は[ピン配置]タブも表示されます。ページには、[在庫あり]、[有効な部品]、[マーケットプレイス製品を非表示]で絞り込むオプションがあります。クロスリファレンスツールの詳細については、当社のTechForumに掲載されている記事をご覧ください。

5.myListsを使用する

さて、最後にご紹介するのがmyListsです。myDIGIKEYアカウントにログインしたら、右上隅のドロップダウンメニューから[部品リスト]を選択します。[空リストを作成]を選択し、リストに名前をつけます。そして、部品や部品リストをmyListsに追加すると、生産中止、在庫切れ、NRNDの部品があれば通知されます。この場合、例の部品は在庫ゼロの生産中止品なので、[入手性]の下に代替品を閲覧するオプションが表示されます。

[代替品を閲覧]を選択すると、セクションが展開され、代替品と代替品のタイプが表示されます。myListsでは、推奨される代替品の1つを保存するオプションも用意されています。お客様のアプリケーション要件を満たす代替品を保存しておけば、通常購入している部品が在庫切れのときにその代替品をすぐに選択できるので、このオプションは便利です。

DigiKeyは、購買担当者、エンジニア、メイカーなど、すべてのお客様に対して、代替/置換部品を見つけるのに役立つソリューションを提供しています。部品を探す際にさらにサポートが必要な場合は、TechForumを通じて、いつでも当社の技術スタッフにご連絡ください。