DKテックトーク - 第3話
学生に戻った気持ちで
当社では先日、仕入先数社の担当者にDigi-Keyに来ていただき、各社の最新製品およびテクノロジを紹介していただく機会を得ました。華やかなパンフレットに囲まれて、学生に戻った気持ちになりました。各仕入先の担当者は当社の技師、エンジニアと席について最新製品の特長および仕様について解説してくれました。こうしたトレーニングで得られるヒントや情報は、そうした製品に関する疑問にお客様が答えを見い出すのを当社が助ける上で不可欠であることがしばしばです。
Tronex Model 5071カッター(画像提供:Tronex)
筆者はこうしたトレーニングの重要性について、当社のアプリケーションエンジニアリング担当副社長であるRandall Restleと話す機会がありました。「多くのお客様がご存じのように、Digi-Keyは技術サポートを年間365日、週7日、1日24時間行っています。 お客様が特に求めているのは、ニーズにまさにぴったりの部品を見つけてくれるサポートであり、それに対して当社は900万点を超える部品を扱っています。 これをどのように行っているのだろう、と思われるかもしれません。これは当社の仕入先が新技術に触れる素晴らしい機会を提供してくれるお蔭でもあります。各社のこうした支援にとても感謝しています」と副社長は述べていました。
技術情報に加えて、当社は2つの新製品の紹介を受けました。Menda/Easybraidの新たに取得した部門であるTronexは、新しい超小型チップカッターの1つを自信作として紹介してくれました。モデル番号5071(品番154-5071-ND)はRazor Flushカッターです。現在、当サイトで購入できます。新しい仕入先であるため現在は限定的な品数ですが、まもなく多数入荷します。お客様の関心のあるTronex製品がある場合、カタログに掲載されているほとんどの製品は当社が注文できます。
Kesterは、来社して一般的なはんだ付けの知識を伝えてくれました。1つの重要な注意点は、0.250”から0.010”までの任意の直径のはんだを注文できますが、最も一般的な直径は、0.012”、0.015”、0.020”、0.025”、0.031”、0.040”、0.050”、0.062”、0.093”、0.125”であるということです。
紹介を受けたもう1つのすてきな製品コレクションは、Sobertronが提供する選りすぐりのオーディオエキサイターでした。エキサイターはスピーカと同じように駆動するのですが、様々な方法でサウンドを発生させることができます。通常のスピーカと異なり、これをある物体の表面に取り付けると、その物体がサウンド発生デバイスに変わります。この技術を利用して、埃を飛ばしたり、防水したりするユニークなプロジェクトが行われています。
DigiKey.jpの最近のコンテンツをいくつか見てみましょう
メーカー:Maker.ioにIoTデバイスとしてのRaspberry Piを使った新しい記事と動画が掲載されました。この記事には、BOM、回路図、IoTサービスとの接続法が記載されていて、コードの解説があります。Raspberry PIを使ったIoTプロジェクトに取り組む際のよい出発点になります。
リファレンス設計ライブラリ:BME680シャトルボードはご覧になりましたか?Gas, Humidity, Pressure, and Temperature(ガス、湿度、圧力、温度)をお読みならば、当社のライブラリのリファレンス設計をご覧ください。ここで、ユーザーガイド、データシート、アプリケーションノート、BSECソフトウェア、BSEC Arduinoライブラリ、ドライバのコードが見つかります。このシャトルボードの回路図もあります。
ブログ:AshleyがNew Product Discovery(新製品発見)をDigi-KeyのブログページThe Circuitで公開しました。このエディションでは、SirettaのSNYPER-LTEおよびMikroElectronikaのMIKROE-3512に関する詳しい情報を得られます。
記事:当社の記事ライブラリセクションでは、Jacob Beningoが独自の低コスト3Dジェスチャコントローラの設計に関する記事を公開しました。この記事で、彼はBroadcomが提供するAPDS-9960ジェスチャコントローラとのインターフェース接続と、APDS-9960ブレイクアウトボードおよびCircuit Pythonライブラリを使用したPythonでのジェスチャ検出について述べています。
TechForum:TechForumでは、最近あるユーザーがダブルワイヤフェルールの圧着に関する質問(Using and Crimping Wire Ferrules(ワイヤフェルールの使用と圧着))をしているのを見ました。この記事は新しくはありませんが、最初の投稿記事を読むと、ワイヤフェルールを使う理由および利点と、それがあまり使われていないと筆者がよく感じる理由を知ることができます。
はい、それ売ってます!
(画像提供:McGraw-Hill)
これが優れモノであることは、共有するまで知りませんでした。お客様の最も重要な組み立てプロジェクトに、核施設グレードのダクトテープを使いましょう。3M160809-NDはお客様のプロジェクトを組み立てるための最も経済的な選択肢ではありませんが、サイエンスフェアでは教師や学生の最もクールな話題になるでしょう。
今回のテーマは学校に行くことに関係しているので、エレクトロニクスに関する素晴らしい学習書籍を紹介しておきましょう。現在の筆者のお気に入りは、『Arduino+Android Projects for the Evil Genius(邪悪な天才のためのArduino+Androidプロジェクト)』です。タブレットまたはスマートフォンでArduinoを制御できる素晴らしいプロジェクトの数々が掲載されています。
Digi-Key Electronicsの近況
市場が低迷している昨今、エレクトロニクス市場では様々な噂や語られていることがあります。個人的には、筆者は現在の仕事と会社のことを今ほど良く思ったことはありません。経営陣は、こうした環境の如何に関わらず共同体としての意識と従業員に対する責任を常に伝えてきました。当社の社長兼COOであるDave Dohertyは、最近Digi-Key Insiderへ寄せた次の記事でもこのことを引き続き伝えました。「市況が不振なとき大切にされるのは誰か - お客様、それとも株主?」これは当社が、いかにミネソタ州北部の企業文化を大切にしているか、そしてなぜそれによってお客様にハイレベルなサービスを提供し続けられるかということを物語っていると考えます。
この記事に目を留めていただき、ありがとうございます。私が執筆するどのコンテンツでも、ディスカッション、質問、ご意見ご要望は大歓迎です。画面下にコメントを入力いただいてもよいですし、Digi-Keyについての質問があれば気軽にメールをお送りください。次号でお答えしたいと思います。
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