ダイレクトPCBプラグSKEDDコネクタ

信頼性の高いダイレクトPCB圧入コンタクトと、着脱が容易なコネクタを組み合わせるとどうなるでしょう?

画像提供:Wurth Electronics

画像提供:Phoenix Contact

SKEDDのコンタクト技術を使用したコネクタは、ヘッダが不要で、プリント回路基板のメッキ加工スルーホールに直接取り付けることができます。PCBの特別な処理は不要ですが、ホールパターンには従う必要があります。また、圧入技術用メッキ加工スルーホール仕様にも従わなければなりません。

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このコンタクトはスプリットビームを使用して設計されており、PCBに対してコネクタを容易に着脱できます。PCBへの取り付けは手で直接行えるので、特別な工具は不要です。このコンタクトをPCBに正しく嵌合すると、コンタクトが気密接続し、腐食の恐れがありません。

応用

信号、データ、電力の伝送用にアプリケーション固有の接続を実装できます。単一のPCBに前もって複数のコネクタホールパターンの設計を組み込むことができ、最終製品の組み立て時にモジュール性と様々な機能を持たせることができます。コネクタは取り外し可能なので、製造時のプログラミングや現場でのデバッグに一時的に使用することができます。PCBヘッダや、関連する処理または組立のステップをなくすことでコスト節約になる場合があります。

Wurth Electronics

Wurth Electronicsが提供するSKEDDベースのコネクタは、ダイレクトPCBプラグとリボンケーブルIDCコネクタまたは圧接済みリボンケーブルを組み合わせた製品です。フリクションロックガイドピン、逆極性保護を備えており、10回以上の嵌合が可能です。

Phoenix Contact

Phoenix Contactが提供するSKEDDベースのコネクタは、ダイレクトPCBプラグとプッシュインスプリング接続コンタクトを組み合わせた製品です。1列タイプのSDC 2.5ファミリは24~12 AWG、2列タイプのSDDC 1.5ファミリは24~16 AWGのソリッド線および撚り線の導線に対応しています。機械的安定性を増す、ボディ取り付け側面リベットを備えており、25回以上の嵌合が可能です。

他のリソース

SKEDDの技術および利点に関するプロダクトトレーニングモジュール:

REDFIT IDC SKEDDコネクタソリューション(Wurth Electronics提供)

SKEDDダイレクトプラグイン技術を採用したSDC 2.5およびSDDC 1.5(Phoenix Contact提供)

著者について

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Scott Raeker氏は、DigiKeyの主任アプリケーションエンジニアです。2006年以来、同社に在籍し、ワイヤレス分野でのお客様を支援を主な仕事としています。彼はエレクトロニクス業界で35年以上の経験を持ち、ミネソタ大学で電気工学の学位を取得しています。余暇には、歴史的な農家の修復を楽しんでいます。

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