新製品発見 - SensirionのSEK-SGP30評価キットとXMOSのVocalFusion 4-Mic Kit

新しい製品を評価することは、エンジニアやメーカーにとって可かせない仕事です。デザインインの前に必ず行うべきことは、新しいセンサやマイクロコントローラ、コネクタなどの製品をテストして機能を調べ、プロジェクトに適合するかどうかを確認することです。今日は、SensirionとXMOSのエキサイティングな新製品の評価プラットフォームを2つご紹介します。

Sensirion AGは、ガス検知器センサでよく知られたメーカーです。このようなセンサの評価キットとして、SEK-SGP30があります。SGP30は、主に室内空気質を検知する室内空気質(IAQ)センサです。室内で過ごす時間が増えている今、周囲空気に含まれる揮発性有機化合物(VOC)の量を監視する必要があります。VOCが屋外よりも室内の方がはるかに多くなる可能性があるからです。VOCは様々な家庭用品から放出される場合があり、短期的または長期的に健康に悪影響を及ぼす可能性があります。様々なレベルのVOCを監視して報告する機能があれば、工場や研究所、倉庫内で安全な環境を確保することができます。

本キットにが搭載されている1個のSensorBridge、2個のSGP30センサ、3個の湿度・温度センサ(フレックスPCB上)は、プラグアンドプレイでセットアップ可能です。また、ControlCenterのビューアソフトウェアを使えば、素早く測定して結果を確認することができます。スコットはこのキットについて、搭載されているセンサの情報を詳細に説明した素晴らしい関連記事を書いています。

本日紹介する2つ目の評価プラットフォームは、XMOSの製品です。xCORE VocalFusion 4-Mic Kit for Amazon AVSは、Amazon Alexa Voice Serviceを利用した遠距離音声インターフェース処理について研究する機会を設計者に提供します。最大数メートル離れた場所で使用する音声制御アプリケーションを開発する場合、設計者は、絶縁、ノイズ、指向性など多くの難題に直面します。このキットは、全二重のエコーキャンセレーションとノイズ抑制に特化しており、音声コマンドの認識率を飛躍的に向上させます。Raspberry Piとこのキットを組み合わせれば、Alexaの開発やインターフェース処理を始めるために必要なものがすべて揃います。当社のアプリケーション技術者の一人であるカーチスは、このキットについて、RaspbianとAmazon AVSのインストールと実行の手順とともにブログ記事で詳しく説明しています。

それでは、ご視聴ください。お読みいただき、ありがとうございました!

著者について

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Randall Restleは、電子部品業界で40年以上の経験があります。 DigiKeyのアプリケーションエンジニアリング担当副社長を務め、現在はセミリタイアしています。彼の経験には、熟練したアプリケーションエンジニア、技術者、管理職のチームを率い、独自の先端技術製品開発の指揮が含まれています。

個人的には、デジタル信号処理、プログラマブルロジックの実装、モーションコントロールの改善、ソフトウェア設計などを追求しています。 複数の業界の特許を保有し、IEEEのシニアメンバーでもあります。 Randallは、シンシナティ大学でBSEE、MS、MBAの学位を取得しています。

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