DKテックトーク - 第2話
古い宝物のリサイクル
最近、隣郡のあるフェアで、学生が4-Hプログラムの一部としてやり遂げたプロジェクトの審査に関わる機会がありました。筆者は、店舗、エンジニアリング、機械のエリアのプロジェクトをレビューしました。筆者が特に興味を引かれたのは、ともすればポイと捨てられていたであろう材料や品を使える物に転換した学生たちのプロジェクトでした。その内の2つが以下のものです。
- 祖父の納屋で第二次世界大戦時代の椅子を見つけた学生が、それを分解し再仕上げをしてホームオフィスの中心になるようなものにしたプロジェクト
- 別の学生が、古いトラクタのシート、すき部分の鋼製ホイール、パイプを見つけて、装飾的なバー用スツールを製作したプロジェクト
どちらの場合も、使える品物を買ってくることは簡単ですが、学生たちは前述のように組み直し、仕上げ直してきちんと役立つものにした上、発表できるものにしたのです。
Digi-Keyで現在の職にある筆者はときおり似た話を耳にすることがあります。1970年代の古いテレビやラジオを修理しようとしている人や、もはや存在しなくなってしまった電子装置を再現することや代替のものを作る方法を考えだそうとしている人のことです。こうした用途のための製品を見つけるお手伝いをすることは、当社のアプリケーションエンジニアリング部門の日常業務の一部です。この部門は、年中無休24時間体制でお客様のプロジェクトに必要な部品を見つけ出すお手伝いができます。中古品の修理が目的か、次の素晴らしい電子装置の製作が目的かは問いません。当社の技師やエンジニアが当サイトで特別に最新のコンテンツを作成しているのをお客様が目にすることもあるでしょう。
新しいコンテンツ
当社のエンジニアの1人、Scott Larsonが「Ambient Light Sensor Pmod Controller(周囲光センサPmodコントローラ)」の記事を当社のeeWikiに投稿しました。
Maker.io
Maker.ioには、当社の、他でもないKevin Walsethが「A New Slice of Pi」を投稿し、Raspberry Pi4 Model Bの発売について紹介するだけでなくPi4Bと3B+を比較したAnother Teaching Momentの動画も公開しています。
パートナーシップマーケティングマネージャで元アプリケーションエンジニアリング技師のKelsie M.が、TheCircuitに「How to Create EELs for Digi-Key’s IOT Studio(Digi-KeyのIOT Studio用EELの作成方法) 」のブログ記事を投稿しました。
最近、当社は「Using Bluetooth 5.1 Enabled Platforms for Precise Asset Tracking and indoor Positioning(Bluetooth 5.1を使用した高精度なアセット追跡および屋内位置決め用プラットフォームの実現)」という新しい記事を公開しました。
TechForumには、RyanのGuidelines for soldering tip longevity(先端を長持ちさせるはんだ付けの指針)があります。筆者は、KEMETによる電圧静電容量係数およびセラミックコンデンサの経年劣化に関する2つの記事を共有しました。
はい、それ売ってます!
そんなユニークな製品作りをしてみたいという方、ハイドロディッピングフィルムはいかがでしょうか。インクジェットプリンタを用意すれば、他に類を見ないプロジェクトをすぐに進められます。
安全に関するものを見ておきましょう。お客様の好みがFlame(3M158243-ND)でもSkull(3M160500-ND)でも、Digi-Keyは溶接用ヘルメットの在庫を揃えており、新しいプロジェクトでお使いいただけます。デザイン(意匠)なしの製品もあります。
3MのFlame Themed SpeedGlas™溶接用ヘルメット(画像提供:3M)
Digi-Key Electronicsの近況
当社の7月のプレスリリースから2つ紹介しましょう。拙著を読まれた方は、筆者が勤め先を愛していることをご存じだと思いますが、先日Digi-KeyがForbes Inaugural AmericaのBest-in-State(全米最優秀)雇用企業リストに掲載されました。
当社は現在、ここミネソタ州シーフリバーフォールズの新倉庫を手掛けている最中ですが、中国の上海の新営業所も開設しました。現地チームはすばらしい働きをしており、中国語フォーラム(TechForumの中国語版)で筆者が執筆したものをお客様が読んだことがあったとしたら、それはひとえに香港および上海の当社エンジニアリングチームの頑張りの賜物です。
この記事に目を留めていただき、ありがとうございました。私が執筆するどのコンテンツでも、ディスカッション、質問、ご意見ご要望は大歓迎です。画面下にコメントを入力いただいてもよいですし、Digi-Keyについての質問があれば気軽にメールをお送りください。次号でお答えしたいと思います。

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