最適なセンシングソリューションを簡単に入手
(画像提供:Molex)
産業用オートメーションの設計があり、その中で使用するセンサアセンブリがすぐに必要だとします。しかし、アセンブリには複数のコンポーネントが必要になるうえ、選択候補のセンサは数多くあります。こんなとき、何から手をつけたらよいでしょう?
その間にも、時は刻々と過ぎ、取り引き先を待たせることになります。
こんなときのために、MolexではDigi-Keyとの緊密な連携によって最適なセンシングソリューションを一元的に提供しています。
Molexの配電ブロック + Molexのケーブル + Contrinexセンサ = 最適なセンシングソリューション
Digi-Keyは、Molexの配電ブロックとケーブルをContrinexセンサとともにオンラインのフォーマットで提供しており、お客様は最適なセンシングソリューションに必要なすべてのコンポーネントを1つのユーザーフレンドリーなウェブサイトから簡単に見つけることができます。これにより、他のベンダーとの取り引きの必要がなくなり、センサアセンブリ全体を信頼できる1つの供給元から調達できるようになります。
センサのタイプ
Molexは、Digi-Keyを通じて多様なセンサオプションを提供しています。お客様の個別のアプリケーションにぴったりのセンサソリューションが入手できます。
ところで、必要なセンサは誘導センサと光電センサのどちらでしょうか。もし、光電センサが必要であれば、種類は反射型、拡散型、またはスルービーム型のいずれでしょうか。正しいセンサの選択は一筋縄ではいきません。
必要なセンサを決定するプロセスに役立つように、以下の表に、誘導センサと光電センサのセンシング機能の違いを分かりやすく示します。
誘導センサ | 光電センサ | |
---|---|---|
機能 | 磁場を使用して金属の物体を検出 | 光を使用して幅広い材質の物体を検出 |
センシング範囲 | 0mm~40.00mm | 0m~50m |
動作温度 | -40˚C~+85˚C | -25˚C~+55˚C |
さらに、下の図と表では、Contrinexのスルービーム型、反射型、および拡散型光電センサの違いを示しています。
スルービーム型光電センサ:
長所 | 短所 |
---|---|
長いセンシング範囲 | エミッタとレシーバのデバイス2台の設置が必要 |
色、反射特性または表面の状態に関わらず物体を検出 | デバイス2台が必要なので高コスト |
反射型光電センサ:
長所 | 短所 |
---|---|
エミッタとレシーバが同じデバイスになるのでスペースが節約される | 反射を伴う物体は誤動作の原因になる |
デバイスが1台なので設置工程が短縮される | スルービームセンサに比べてセンシング距離が短い |
デバイス1台しか必要ないのでコスト効率が良い |
拡散型光電センサ(物体が光を反射):
長所 | 短所 |
---|---|
エミッタとレシーバが同じデバイスになるのでスペースが節約される | 3タイプのセンサのうち、センシング距離が最も短い |
デバイスが1台なので設置工程が短縮される | |
デバイス1台しか必要ないのでコスト効率が良い |
特殊なセンシング要件への対応
透明な物体の場合、正確なセンシングが難しくなります。Contrinexの光電センサは特許取得済みのUV技術を採用しており、瓶などの透明な物体を高い精度で検出できます。さらに、これらの光電センサには色の検出と制御の機能があり、色別に自動でソートする際に役立ちます。
センサのその他の考慮事項
すべてのContrinexセンサは、統合IO-LinkインターフェースとASICを組み込んでいるため、信頼性が高く設置しやすいシステムとなっています。さらに、基本的なセンシング機能が必要な場合でも、極限の条件に耐えるシステムが必要な場合でも、Contrinexの誘導センサと光電センサならいずれも設計独自のアプリケーションに応じた幅広い特性を備えています。
- メタルまたはプラスチックのハウジング
- 円筒形または立方体の光電センサ
- サブミニチュア光電センサ
- ミニチュア誘導センサ
お客様のアプリケーションが抱えている課題の種類を問わず、Digi-KeyのMolexセンサシステムの製品ラインナップを調べていただければ、お客様のニーズに最適なセンシングソリューションを今すぐ見つけることができます!

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