R-REF01-HBユニバーサルハーフブリッジリファレンス設計

RECOMのユニバーサルハーフブリッジリファレンス設計は、各種の高電力IGBT、第1世代/第2世代SiC、GaN、MOSFET、およびカスコードスイッチング技術の実世界の性能を比較するのに使用できます。ゲートドライバとPCBレイアウトはすべてのトランジスタタイプで同じであるため、技術者は、スイッチング性能を比較して、用途に合った技術に関して情報に基づく選択を行うことができます。

リファレンス設計は、ローサイドとハイサイドの両方のスイッチングトランジスタ向けに絶縁電源を使用した完全絶縁型ドライバ段を備えたハーフブリッジレイアウトから構成されます。パッケージには、異なるトランジスタタイプ向けに適切な絶縁型ドライバ電圧を生成する4セットの異なるDC/DCコンバータが含まれています。したがって、技術者は、選択したサプライヤから、TO247パッケージまたはTO247-4L（ケルビン接続）パッケージのどちらのスイッチングトランジスタを評価するかを選択し、適切なDC/DCコンバータに適合し、それからアプリケーションの試作とテストを迅速に行うことができます。

基本的な構成ブロックとして、このリファレンス設計は、フォワード、フライバック、バック、およびブーストトポロジを評価するのに使用でき、2つ以上のユニットを組み合わせることで、フルブリッジおよび3相ブリッジ回路の評価に使用できます。PCBは、最大10Aのゲート駆動電流で最大1000Vの高速スイッチング向けに最適化されています。信号グランドはパワーグランドからガルバニック絶縁されており、オンボードBNCソケットは、外部TTL信号発生器への高速接続のために取り付けられます。また、ハイサイド制御とローサイド制御が別々であるため、このリファレンス設計は、非対称デューティサイクル、アクティブクランプ、および位相シフトフルブリッジトポロジの実装に利用できます。

関連情報：リファレンス設計ボード