DigiKeyにおける安全なディスタンシングの実践
当社は、変化から決して逃れようとしません。そのような姿勢は当社の真意に反するものです。成長と効率を推し進め、私たちを取り巻く世界に適応するという必要性は、常に存在します。2020年はその例外どころか、まさに適応の必要性が試された年でした。DigiKeyは、世界的な感染拡大の前と同じサービス水準でお客様に製品とサービスを提供するために尽力することにより、この難局に正面から取り組みました。しかしながら、特に従業員とお客様の安全性に関連して、日常の業務がある面では複雑化したことも、ご想像いただけると思います。幸運なことに、世界的な電子機器流通企業に従事する私たちは、多くのテクノロジーソリューションを扱うことができる立場にあるため、コンタクトトレーシングを利用してこのニーズに対応しました。コンタクトトレーシングは、感染症の拡大を遅らせるためのカギとなる技術であり、従業員とお客様の保護に役立ちます。DigiKeyは、ミネソタ州の倉庫で安全なディスタンシングを確保するソリューションの迅速な実装に取り組みました。
感染症の拡大を防ぐために物理的に距離を取ることは新しい概念ではなく、その起源は初期の医療にまで遡ります。しかし今では、IoT技術や、コネクティビティを持つ製品やソリューションを容易に手に入れて迅速に配備できるようになり、企業は自社に適したソリューションを見つけることができるようになりました。DigiKeyでは、Option NVが提供しているコンタクトトレーシングキットを採用し、Bluetoothバッジとセンサを施設全体に導入しました。まずこのソリューションを試験的に展開し、さまざまな要素が正しく機能するかどうかを検証しながら成果を見極めました。たとえば、倉庫での潜在的な干渉、従業員の満足度(製品の重さ、電池寿命など)、人々の接触が生じた際のプライバシーや通知に関する対処方針についての人事による検証などが挙げられます。接触事象と時刻は匿名で追跡され、そのデータは社内の専任担当者が情報にアクセスする必要があるまで安全に保管されるため、プライバシーと健康に関する情報が常に守られます。試験的な検証後、倉庫施設に出入りする全従業員を対象に、このシステムが2週間で支障なく迅速に展開されました。
安全な距離を取ることは、感染症の拡大を抑制し減少させる効果的な方法であることが実証されています。このソリューションにより、企業は従業員を安全に就業させることができ、また接近した人々の交流を監視することで、適切なディスタンシングのガイドラインが順守されていることを確認できます。DigiKeyは必要な製品、サービス、情報を含むIoTソリューションによって、このようなディスタンシングの導入を将来的に検討される企業を支援します。当社は、御社のお客様と従業員の方々の安全を守るために協力を惜しみません。
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