新製品発見 — SparkFunのPIRブレイクアウトボードとLulzBotのTAZ Pro S
今回の新製品発見では、Panasonic EKMシリーズのPIRセンサ向けのSparkFunのブレイクアウトボードとともにLulzBot TAZ Pro Sデスクトップ3Dプリンタを取り上げます。
PanasonicのEKM受動赤外センサは薄型であり、32個の検出ゾーンを持つ、広角の90° x 90°の検出領域を備えています。このセンサは、わずかな動きでも検出できるように最適化されており、消費電力が低いため省エネの用途に向いています。
EKMB1107112またはEKMC4607112Kセンサを搭載したブレイクアウトボードが、SparkFunから販売されています。EKMBセンサは、デジタル出力が1uAのため、電池駆動アプリケーションに最適です。EKMCはデジタル出力だけでなくアナログ出力もあり、170uAを消費します。どちらのセンサにも黒色のレンズオプションがあります。
ブレイクアウトボードには、標準のブレッドボード互換バージョンとQwiicバージョンがあります。Qwiicバージョンは、標準の0.1”(2.54mm) ピン配列またはSparkFunの標準のQwiicコネクタエコシステムから、I2Cを介したセンサ出力を行います。
LulzBot TAZ Pro Sは、290°Cまでの広範な材料から造形を行うことができるM175ツールヘッドを備えています。大きな280 x 280 x 285mmの造形ボリュームでは、造形時によりよく接着が行われるように、PEIでのコーティングとともにモジュール式ホウケイ酸ガラスヒートベッドを使用します。
このプリンタには32ビットベースのマザーボードが搭載されているため、オンボード較正キューブを使用したオフセット較正とベッドレベリングが自動で行われます。TrinamicのTMC2130モータドライバはBondtechの押出機を安定的かつ静かに動かすことができます。TAZ Pro Sには、5”でカラーのタッチスクリーンコントローラのほか、フラッシュドライブからスタンドアロンで造形するためのUSB-Aジャックがあります。
複数の材料からの造形を行う必要が生じた場合に、LulzBotの汎用的なツールヘッドの設計とデュアルフィラメントセンサは、オープンハードウェアのアセンブリガイドとも相まって、柔軟なアップグレードを可能にします。
以上が今回の新製品発見での簡単な製品紹介でした。詳しくは、各サプライヤと各製品へのリンクを両方ともクリックしてチェックしてみてください。
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