シンプルなデジタルパネルメータの追加方法

いくつかのメーカーは、見やすい場所を見つけて数本のリード線を接続するだけで、製品の電源などの属性を簡単かつ低コストで監視できるようにしています。入手可能な既製のパネルメータの中には、電流、電圧、周波数、電力、温度、抵抗、または圧力の測定値を表示するものや、これらの測定値の組み合わせを表示するものがあります。

デジタルパネルメータには、LEDまたはLCD構成のものがあり、必要に応じてバックライトを付けることができるだけでなく豊富な文字色から文字色を選択することもできます。ベゼルで完全に囲まれているものもあれば、ネジで取り付ける裸のモジュールで構成されているものあります。

簡単なアプリケーションの例としては、ブラシを使用した電力伝達機構全体の電圧降下を監視する基本的な2線式電圧計モジュールがあります。これをUFOキャッチャーのガントリシステムに追加します。薄型のメータは、3Dプリントされたモータのマウント内にすっぽりと収まり、リード線を介してガントリのレールに接続されています。

一部の電圧メータは、電源が監視対象の電圧から絶縁されている3線式システムを利用しているため、ゼロ電圧または非常に低い電圧を測定できます。この例では、電圧が20V未満になることはないと予想されるため、この要件を満たすのは2線式メータになります。このメータは、その回路を動作させるのに十分な電力が供給されると、電圧の記録を開始します。また、ここで使用されているようなパネルメータのように、較正機能を備えたものも多くあります。パネルメータは、常設する前に、希望の値に設定した較正済み電源を使用して較正することができます。

テストクリップをリード線に取り付けた小型で安価なモジュールは、作業場でスペースをほとんど取らない便利な仮設メータとなります。万一にも電力が不足することのないように、メータのPCBの下側を覆います。リード線に錫メッキを施してブレッドボードに押し込むことで、製作中の製品を監視することができます。便利なことに、取り付け穴はワイヤジャンパを使用して固定できます。

DigiKeyでは、常設か仮設かを問わず幅広い種類のデジタルパネルメータを取り揃えており、製作中に製品を補強したり診断を提供したりするなど様々な方法で使用することができます。