セルラーコネクテッドセンサ
Digi InternationalのXbee3セルラースマートモデムは使いやすく、とても柔軟性があります。セルラーコネクテッドの使用事例は、複雑なホストプロセッサアプリケーションからスタンドアロンセンサにまで及びます。
(画像提供: Digi International)
XB3-C-A2-UT-001 LTE-M/NB-IoTセルラーモジュールは、u-bloxのSARA-R410M-02BモデムとSilicon Labsのマイクロコントローラを共に搭載しています。マイクロコントローラを搭載していることの利点は開発の柔軟性です。顧客は外部ホストプロセッサでATコマンドを使用する方法でプロジェクトにセルラーを組み込むことや、Xbee3を組み込みMicroPythonのコードでスタンドアロン動作させることができます。あるいは、マイクロコントローラを完全にバイパスし、USBを介して直接接続することができます。
プロジェクトの背景
このプロジェクトは、Xbee3セルラーモジュールに組み込まれたMicroPythonの機能に対する関心から発展したものです。筆者は、MicroPythonについて全般的に理解していましたが、各種外部センサへの接続について詳しく知りたいと思ったのです。このプロジェクト自体は、3種類の異なるセンサ用の開発サンプルコードで構成されています。各種センサを搭載したMikroElektronicaのClickボードをコード開発およびテストに使いました。Thermo 6 Click™はMaximのMAX31875R0温度センサをPressure 4 Click™はBosch SensortecのBMP280気圧センサをGNSS 5 Click™はu-bloxのNEO-M8N GNSSレシーバモジュールを使用します。
MaximのMAX31875R0温度センサ
MAX31875R0は、I2Cインターフェースを備えた確度±1°Cの温度センサです。サンプルコードは、I2Cバスをスキャンしてアクティブアドレスを表示し、MAX31875構成レジスタの読み取りと表示を行い、連続ループで温度の読み取りと表示を行います。プロジェクトの詳細とサンプルコードは、こちらです。
Bosch SensortecのBMP280気圧/温度センサ
BMP280は、I2Cインターフェースを備えた絶対気圧センサです。サンプルコードは、I2Cバスをスキャンして、アクティブアドレスの表示、BMP280のチップIDの読み取りと表示、BMP280のデータ収集設定の書き込み、較正パラメータの読み取りと表示、連続ループで気圧および温度の読み取りと表示を行います。プロジェクトの詳細とサンプルコードは、こちらです。
u-bloxのNEO-M8N GNSSレシーバモジュール
NEO-M8Nは、3つまでのGNSSシステム(GPS/GalileoとBeiDouまたはGLONASS)の同時並行受信ができる多用途のGNSSモジュールです。サンプルコードは、Xbee3のUARTを9600ボーに設定し、u-bloxのM8モジュールを9600ボーのUARTを介したUBX通信プロトコル用に設定します。設定が完了すると、M8モジュールに対して連続ループでGNSS測位および経度/緯度の問い合わせを行います。プロジェクトの詳細とサンプルコードは、こちらです。
GitHub上のサンプルコードへのリンク:
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