MSP430FR6047超音波センシングマイクロコントローラ（MCU）

Texas InstrumentsのMSP430FR604x超音波センシングおよび測定SoCは、強力で高度に統合されたMCUで、水および熱量計向けに最適化されています。MSP430FR604x MCUは統合された超音波センシングソリューション（USS）モジュールとなり、広範囲の流量率について高い精度を実現しますUSSモジュールは最大限に統合されており、ごく少数の外付け部品しか必要としないため、超低消費電力の計量と、システムコストの低減を達成できます。これらのMCUには、高速なADCベースの信号収集と、それに続く内蔵の低消費電力アクセラレータ（LEA）を使用する、最適化された信号デジタル処理が組み込まれているため、非常に消費電力が低い高精度の計量ソリューションとなり、バッテリ駆動の計量アプリケーションに最適です。

USSモジュールには、プログラマブルパルスジェネレータ（PPG）と、低インピーダンスの出力ドライバを持つ物理インターフェース（PHY）が含まれており、最適なセンサ励起と正確なインピーダンス整合を行い、ゼロ流量ドリフト（ZFD）について優れた結果が得られます。モジュールには、プログラマブルゲインアンプ（PGA）と高速な12ビット、8MSPSシグマデルタADC（SDHS）も含まれており、業界標準の超音波トランスデューサから正確な信号を収集できます。

MSP430FR604x MCUには、計量をシステムへより的確に組み込むため役立つ、他のペリフェラルも内蔵されています。デバイスには計量テストインターフェース（MTIF）モジュールがあり、メータにより測定された流量を示すパルス生成が実装されています。また、これらには、オンチップの8-mux LCDドライバ、RTC、12ビットSAR ADC、アナログコンパレータ、高度暗号化アクセラレータ（AES256）、巡回冗長性検査（CRC）モジュールも内蔵されています。TIのMSP430超低消費電力（ULP）FRAMマイクロコントローラプラットフォームは、独自の組み込みFRAM（強誘電体ランダムアクセスメモリ）と包括的な超低消費電力のシステムアーキテクチャを組み合わせたもので、システム設計者は性能向上とエネルギー消費量削減を同時に実現できます。FRAMテクノロジは、RAMの低エネルギーでの高速書き込み、柔軟性、耐久性と、フラッシュの不揮発性を併せ持つものです。