MSP430FR247x超低電力MSP430™ MCU

Texas InstrumentsのMSP430FR247x MCUは、センシングおよび測定アプリケーション向けの超低電力（ULP）低コストデバイスのMSP430バリューラインポートフォリオの一部です。MSP430FR247x MCUは、12ビットSAR ADCと1つのコンパレータを統合しています。MSP430FR247x MCUは-40°C〜+105°Cの拡張温度範囲をサポートしているため、高温の産業用アプリケーションはデバイスのFRAMデータロギング機能の恩恵を受けることができます。

MSP430FR247x MCUは、設計プロセスを迅速に開始するためのリファレンス設計およびコード例を備え、広範なハードウェアとソフトウェアのエコシステムによってサポートされています。開発キットにはMSP-TS430PT48 48ピンターゲット開発ボードが含まれます。TIは、TI Resource Explorer内のCode Composer Studio™ IDEデスクトップおよびクラウドバージョンのコンポーネントとして利用できる、無料のMSP430Ware™も提供しています。MSP430 MCUは、幅広いオンライン資料、トレーニング、およびE2E™コミュニティフォーラムによるオンラインサポートによってもサポートされています。

MSP430 ULP FRAM MCUプラットフォームは、組み込みFRAMと全体的なULPシステムアーキテクチャを組み合わせたもので、ユーザーはエネルギー消費を抑えながらパフォーマンスを向上させることができます。FRAM技術は、低エネルギーの高速書き込み、柔軟性、およびRAMの耐久性をフラッシュの不揮発性動作と組み合わせています。

MSP430デバイスのアーキテクチャは、広範な低電力モードと組み合わされて、ポータブル測定アプリケーションでのバッテリ寿命を最適化し、長寿命を実現します。このMCUは、強力な16ビットRISC CPU、16ビットレジスタ、最大限のコード効率を実現する定数発生器が特長です。デジタル制御発振器（DCO）を使用すると、MCUは低電力モードからアクティブモードに10µs（標準）以内でウェイクアップできます。