LM51231-Q1同期昇圧コントローラ

Texas InstrumentsのLM51231-Q1は，ピーク電流モード制御を採用した広入力範囲の同期昇圧コントローラです。このデバイスの広い入力範囲は自動車のコールドクランクおよびロードダンプにも対応しています。BIASが3.8V以上のとき，入力電圧は0.8V（最小）です。出力電圧は、トラッキング機能を使用して動的にプログラミングできます。V_SUPPLY>V_LOADになると自動的にバイパスモード動作になり、ハイサイドMOSFETのボディダイオードによる電圧降下がなくなります。

スイッチング周波数は外付け抵抗器とともに100kHz～2.2MHzで動的にプログラム可能です。AM帯域の干渉は、2.2MHzでスイッチングすることによって最小限に抑えることができ、ソリューションのサイズを小さくし、過渡応答を高速化することができます。コントローラには、V_SUPPLYに対して一定のピーク電流制限、過電圧保護、サーマルシャットダウンなどの保護機能が組み込まれています。外部クロック同期、プログラム可能なスペクトラム拡散変調、および寄生を最小限に抑えたリードレスパッケージにより、EMIを低減し、クロストークを回避できます。その他の機能としては、ラインUVLO、FPWM、ダイオードエミュレーション、DCRインダクタ電流検出、プログラム可能なソフトスタート、およびパワーグッドインジケータが挙げられます。