HMC8193モノリシックマイクロ波集積回路(MMIC)

Texas Instrumentsのシングルチップトランシーバは、低電力、自己監視、超高精度車載用レーダシステムに最適なソリューション

Texas InstrumentsのAWR1243自動車用MMICの画像Texas InstrumentsのAWR1243デバイスは、76GHz〜81GHz帯域で動作可能な、シングルチップ内蔵の周波数変調連続波(FMCW)トランシーバです。このデバイスは、非常に小さなフォームファクタでかつてないレベルの統合を可能にします。AWR1243は、自動車分野における低消費電力のセルフモニタ式超高精度レーダシステムに最適なソリューションです。

AWR1243デバイスは、76GHz〜81GHzの帯域で車載レーダセンサの実装を簡素化する自己完結型のFMCWトランシーバシングルチップソリューションです。TIの低消費電力45nm無線周波数、相補型金属酸化膜半導体(RFCMOS)プロセスをベースにしており、これは内蔵位相ロックループ(PLL)とA/Dコンバータ(ADC)による3TX、4RXシステムのモノリシック実装を実現します。

マルチモードセンサ実装のため動的再構成が可能な多種多様なセンサの実装は、単純なプログラミングモデルの変更よって可能となります。さらに、これらのデバイスは、リファレンスハードウェア設計、ソフトウェアドライバ、サンプル構成、APIガイド、およびユーザードキュメンテーションを含む完全なプラットフォームソリューションとして提供されます。

特長
  • FMCWトランシーバ
    • 統合型PLL、トランスミッタ、レシーバ、ベースバンド、およびA2D
    • 4つの受信チャンネル
    • 3つの送信チャンネル
  • 内蔵キャリブレーションとセルフテスト:
    • 組み込みファームウェア(ROM)
    • 周波数および温度にわたるセルフキャリブレーションシステム
  • ホストインターフェース
    • シリアルペリフェラルインターフェース(SPI)を介した外部プロセッサとの制御インターフェース
    • フォールト報告のための割り込み
  • 自動車安全度水準(ASIL)Bが目標
  • ECQ100認定
  • AWR1243の高度な機能:
    • ホストプロセッサが関与しない内蔵の自己監視
    • 組み込み干渉検出機能
  • 電源管理:
    • 電源電圧変動除去比(PSRR)を向上させる内蔵低ドロップアウト(LDO)ネットワーク
  • クロック源
    • 40MHzで外部駆動クロック(方形/正弦波)をサポート
  • 簡単なハードウェア設計:
    • 小型ソリューション
  • 自動車用温度動作範囲をサポート
用途
  • 高速道路の自動運転
  • 自動緊急ブレーキ
  • 適応走行制御
  • カスケード構成を用いた画像作製レーダ

AWR1243 MMIC

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刊行: 2019-01-02