STEVAL-C34KAT2マルチセンシング拡張キット

STMicroelectronicsのSTEVAL-C34KAT2は、STEVAL-C34AT02拡張ボードとフレックスケーブルがセットになったマルチセンシング拡張キットです。ISM330ISセンサは、25mm x 25mmの小さな基板の中央にはんだ付けされています。STTS22H温度センサはPCB側に配置され、ビアを介してPCB底面露出パッドに熱結合されています。

ISM330ISは、3軸デジタル加速度計と3軸デジタルジャイロスコープを搭載したシステムインパッケージで、高性能モードで0.59mAの性能を向上させ、常時オンの低電力機能を有効にして、産業およびIoTソリューションで最適なモーション結果を実現します。

ISM330ISには、新しいSTカテゴリの処理であるISPU（インテリジェントセンサプロセッシングユニット）が組み込まれており、センサデータに依存するリアルタイムアプリケーションをサポートします。ISPUは、AIアルゴリズムのリアルタイム実行が可能な超低消費電力、高性能プログラム可能であり、小型機器やアクセサリから、異常検知、資産追跡、ファクトリオートメーションなどの企業向けソリューションまで、あらゆるワイヤレスセンサノードで最先端の機能を実現します。

拡張ボードは、4つの穴または両面粘着テープを使って振動解析用の装置に取り付けることができます。このボードはSTWIN.boxキット（STEVAL-STWINBX1）と互換性があります。

特長

• キットの内容：
  • STEVAL-C34AT02マルチセンシング拡張ボード（25mm x 25mm）、34ピン基板～FPC間コネクタ付き
  • 34ピンフレックスケーブル
• STEVAL-STWINBX1評価ボードに最適なプラグイン
• ISPU（ISM330IS）が組み込まれたiNEMO慣性モジュール：
  • フルスケールを選択可能な3軸加速度計：±2g、±4g、±8g、および±16g
  • フルスケールを選択可能な3軸ジャイロスコープ：±125dps、±250dps、±500dps、±1,000dps、および±2,000dps
  • 組み込みISPU：エッジで信号処理とAIアルゴリズムを実行し、シームレスなデジタルライフエクスペリエンスを実現する、超低消費電力、高性能のプログラム可能コア
  • 低消費電力：高性能モードで0.59mA、低電力モードで0.46mA（ジャイロスコープ+加速度計のみ、ISPUを除く）
• 低電圧、超低電力、精度0.5℃のI²C/SMBus 3.0温度センサ（STTS22H）：
  • 割り込みピンによってプログラム可能な閾値
  • 超低電流：ワンショットモードで1.75µA
  • 動作温度：-40°C～+125°C
• 温度センサの熱結合を向上させるため、底面に露出パッドを採用
• 電源入力：1.8V～3.3V