MAX22200オクタル36Vシリアル制御ソレノイドドライバ

Analog DevicesのMAX22200は、シンク＆ソース駆動が可能で最大1A_RMSの駆動電流を持ち、低インピーダンス（標準200mΩ）プッシュプル出力段を備えたオクタル36Vシリアル制御ソレノイドドライバです。デイジーチェーン構成にも対応したSPI（シリアルペリフェラルインターフェース）を搭載し、各チャンネルを個別に制御することができます。

デバイスのハーフブリッジは、ローサイドまたはハイサイドドライバとして構成できます。さらに、ハーフブリッジのペアを並列化して駆動電流を2倍にしたり、フルブリッジとして最大4つのラッチバルブ（双安定バルブ）やブラシ付きDCモータを駆動することもできます。

電圧駆動レギュレーション（VDR）と電流駆動レギュレーション（CDR）の2つの制御方式がサポートされています。VDRでは、デバイスは、SPIを使用してデューティサイクルがプログラムされたPWM電圧を出力できます。与えられた供給電圧とソレノイド抵抗に対して、出力電流はプログラムされたデューティサイクルに比例します。CDRでは、内部のICS（統合ロスレス電流検出）回路が出力電流を検出し、それを内部のプログラム可能な基準電流と比較します。

MAX22200は、コンパクトな5mm x 5mm、32ピンTQFNパッケージで提供され、-40ºC〜+85ºCの温度範囲で動作します。

MAX22200EVKIT#評価キットは、MAX22200ソレノイドドライバを評価するための実証済みの設計を提供します。MAX22200集積回路（IC）は、電流レギュレーションを備えた8ハーフブリッジのシリアル制御ソレノイドドライバです。EVキットを使用するとMAX32625マイクロコントローラを介して、オンボードUSB対SPIインターフェースによるMAX22200のシリアル制御と障害監視を可能にします。MAX22200 ICの機能を実行するためのGUI（グラフィカルユーザーインターフェース）を搭載し、PCベースの評価システムとして完成されています。

特長

• 省電力：閉ループレギュレーションを備えたプログラム可能電流で、50％以上の電力を節約
• 設計の自由度：ハーフブリッジ（チャンネル）は完全に独立
• 省スペース：統合電流検出（ICS）により、PCBスペースが30％以上節約され、レイアウトを簡素化