VCO内蔵ADF4377マイクロ波広帯域シンセサイザ
Analog DevicesのADF4377は、データコンバータと混合信号フロントエンド(MxFE®)クロックアプリケーションに最適
ADIのADF4377は、電圧制御発振器(VCO)を内蔵した高性能、超低ジッタ、デュアル出力の整数型位相同期回路(PLL)で、データコンバータや混合信号フロントエンド(MxFE®)クロックアプリケーションに適しています。この高性能PLLは、超低帯域内ノイズと統合ジッタを実現し、基本VCOと出力デバイダは、800MHz~12.8GHzの周波数を生成できます。ADF4377は、必要な電源バイパスコンデンサをすべて内蔵しているため、コンパクトなボードでも基板面積を節約することができます。
EV-ADF4377SD1Z評価ボードを使用して、位相同期回路(PLL)用の電圧制御発振器(VCO)を内蔵したADF4377周波数シンセサイザの性能を評価することができます。EV-ADF4377SD1Zの写真は、ユーザーガイドの図1に示されています。EV-ADF4377SD1Zは、VCO内蔵周波数シンセサイザADF4377、USBインターフェース、電源コネクタ、オンボード基準発振器、伝搬遅延較正パス、SMA(サブミニチュア バージョンA)コネクタを備えています。出力は50Ωの伝送ラインでAC結合されており、50Ωインピーダンスの機器の駆動に適しています。EV-ADF4377SD1Zには、SDP-Sボード(別売り)が必要です。SDP-Sにより、ACEソフトウェアを使用してEV-ADF4377SD1Zのソフトウェアプログラミングが可能になります。
特長
- 基本的なネイティブVCOはデータコンバータに直接接続し、フィルタリングや増幅を必要としない
- 低帯域内位相ノイズにより、要求の厳しいデータコンバータアプリケーションに低ジッタクロックを提供
- 温度変化による時間ドリフトが極めて低く、使いやすいマルチパート同期
- 計装/測定:データ収集システム
- 航空宇宙/防衛:レーダ、秘密通信
- 通信:5Gデータコンバータクロッキング
- 汎用:高速データコンバータクロッキング