TIは多様なニーズに対応するMCUを提供:適切なオプションの見つけ方
適切なマイクロコントローラ(MCU)を選択することは、効率的でコスト効率に優れ、スケーラブルなアプリケーションを作成する上で非常に重要なステップです。設計者は、アプリケーションの性能ニーズに合わせて、処理能力、消費電力、メモリ、アナログ統合、ペリフェラルサポートのバランスを取るオプションを特定する必要があります。
Texas Instruments(TI)は、低消費電力、低コスト、高効率を特徴とする、Arm® Cortex®-M0+コアをベースにした幅広いMCU製品を提供しています。これらの32ビットプロセッサは、大きな計算オーバーヘッドを発生させることなくリアルタイム性能を必要とするアプリケーションに適しています。
Cortex-M0+アーキテクチャは、基本的なセンサノードから高度なモータ制御ユニットまで、多様な組み込み設計にバランスの取れた基盤を提供します。
設計者には、TI Arm Cortex-M0+マイクロコントローラの3つのシリーズにまたがる、豊富なMCUオプションが用意されています。いずれも、基本的なものから非常に「充実した」ものまで、さまざまなレベルのアナログ機能を提供しています。12ビットADC、オペアンプ、タイマ、通信インターフェース(UART、I2C、SPI)などのペリフェラルを内蔵し、外付け部品の必要性を最小限に抑えることができます。設計者は、物理的なスペースの制約に対応するため、QFNやTSSOPなど複数のパッケージタイプから選択できます。
MSPM0 Gシリーズ – このMCU製品ラインは、最高レベルのアナログ機能統合を実現し、特に高性能の混合信号機能を必要とする汎用アプリケーション向けに設計されています。このシリーズは、最大80MHzのCPUと最大512KBのフラッシュを搭載し、12ビット、1MSPSのマルチチャンネルADC、最大3個のオペアンプと各種アナログコンパレータを内蔵しています。
MSPM0G3107SRHBR(図1)は最大80MHzで動作し、128KBのフラッシュメモリと32KBのSRAMを搭載しています。最大111の外部チャンネルを持つ2つの同時サンプリング12ビット、4MSPS ADCと汎用アンプ(GPAMP)を集積しています。さらに、CAN 2.0/3.0およびCAN-FDをサポートする1つのコントローラエリアネットワークインターフェース、4つのUART、2つのI²C、および2つのSPIインターフェースを備え、通信が強化されています。これらの機能は、モータ制御や産業オートメーションなどの多様なアプリケーションに対応できます。このMCUのバリエーションは、32KBのフラッシュと16KBのRAM、または64KBのフラッシュと32KBのRAMを搭載しています。
図1:MSPM0G310x MCUの代表的なフォームファクタ。(画像提供:Texas Instruments)
MSPM0 Lシリーズ – センサやバッテリ駆動デバイスなどのアプリケーションに最適化された、低消費電力とアナログ機能のバランスに優れた製品です。クロック速度は最大32MHz、フラッシュメモリは8KB~256KBで、12ビットADC、アナログコンパレータを備え、オペアンプを1つ搭載することもできます。
このシリーズでは、MSPM0L1306SRTRR(図2)が最大32MHzで動作し、64KBのフラッシュメモリと4KBのSRAMを搭載しています。最大10個の外部チャンネルを持つ12ビット、1.68MSPSのADC、2個のゼロドリフトオペアンプ、8ビットリファレンスDAC付き高速コンパレータを集積しています。経時安定性とオフセット補正が重要なセンサおよびアナログフロントエンドアプリケーションに適しています。
図2:面実装16-WFQFNパッケージのMSPM0L1306SRTRR MCU。(画像提供:Texas Instruments)
MSPM0 Cシリーズ – シンプルなアナログセンシングで信頼性の高い性能を必要とするエントリレベルおよびコスト重視のアプリケーション向けのMCUです。最大24MHzで動作し、最大16KBのフラッシュと基本的な12ビットADCを備えています。
コンパクトな車載アプリケーション向けのM0C1103QDDFRQ1(図3)は、最大24MHzで動作し、8KBのフラッシュメモリと1KBのSRAMを搭載した車載グレードのMCUです。12ビットADCを内蔵し、LIN、I²C、SPI、UART/USARTなどの通信インターフェースをサポートしています。
図3:TSOT-23-8パッケージのM0C1103QDDFRQ。(画像提供:Texas Instruments)
130種類を超える多様なモデルを揃えているため、設計者はほぼ確実に、アプリケーションに適したMCUを見つけることができます。ただし、多くのオプションの仕様と機能を適切に比較検討できることが前提です。
幸いなことに、TIは、オプションを絞り込むためのいくつかの役立つツールを提供しています。これには、メモリサイズ、ペリフェラル、性能特性などのパラメータに基づいてArm Cortex-M0+ MCUをフィルタリングして比較できるオンラインのパラメトリック検索ツール「最適なデバイスの検索」が含まれます。また、MSPM0 MCUクイックリファレンスガイド、特定の製品データシート、さまざまな評価ボードもご用意しています。
まとめ
Texas InstrumentsのArm Cortex-M0+ MCUは、低消費電力のセンサベースシステムからコスト重視の車載設計まで、さまざまなアプリケーションに対応する汎用性の高いソリューションです。設計者は、TIの包括的なツールとリソースを活用して、特定のニーズに最適なMCUを特定し、現代の電子アプリケーションの多様な要件に対応することができます。
Have questions or comments? Continue the conversation on TechForum, Digi-Key's online community and technical resource.
Visit TechForum


