MSPM0C1103 24MHz Arm® Cortex®-M0+ MCU
Texas Instrumentsのコスト最適化MCUは、高性能アナログペリフェラルを統合
Texas InstrumentsのMSPM0C110xマイクロコントローラ(MCU)は、最大周波数24MHzで動作する強化されたArm Cortex-M0+コアプラットフォームをベースとするMSP高集積超低消費電力32ビットMCUファミリの一部です。コスト最適化されたこのMCUは、高性能アナログペリフェラルを統合しており、-40℃~125℃の拡張温度範囲をサポートし、1.62V~3.6Vの電源電圧で動作します。
MSPM0C110xデバイスは、最大16KBの組込みフラッシュプログラムメモリと1KBのSRAMを内蔵しています。このMCUは、-2%~+1.2%精度の高速オンチップ発振器を内蔵しているため、外部水晶振動子は不要です。その他の機能としては、1チャンネルDMA、CRC-16アクセラレータ、VDDを電圧リファレンスとする12ビット1.5Msps ADC、オンチップ温度センサなど、各種の高性能アナログペリフェラルがあります。このデバイスはまた、1つの16ビット高度タイマ、2つの16ビット汎用タイマ、1つのウィンドウ付きウォッチドッグタイマ、各種通信ペリフェラル(1つのUART、1つのSPI、1つのI2Cなど)などのインテリジェントなデジタルペリフェラルも備えています。これらの通信ペリフェラルは、LIN、IrDA、DALI、Manchester、スマートカード、SMBus、PMBusのプロトコルをサポートしています。
TIのMSPM0低消費電力MCUファミリは、各種のアナログおよびデジタル回路を内蔵したデバイスで構成されており、お客様はプロジェクトのニーズに適合するMCUを見つけることができます。豊富な低電力モードと組み合わせたアーキテクチャは、ポータブル測定アプリケーションでバッテリ駆動時間を延ばすように最適化されています。
MSPM0C1103 MCUは、設計を迅速に開始するためのリファレンス設計およSPM0C110x MCUは、広い範囲のハードウェアとソフトウェアのエコシステムによってサポートされており、リファレンス設計やコードサンプルを使ってすぐに設計を開始できます。開発キットには、購入可能なLaunchPad™キットとターゲットソケットボード用の設計ファイルが含まれています。TIではまた、無償のMSPソフトウェア開発キット(SDK)を提供しており、Code Composer Studio™ IDEデスクトップのコンポーネントとして、またTI Resource Explorer内のクラウド版として利用できます。MSPM0 MCUには、広範囲にわたるオンライン資料、MSP Academyによるトレーニング、TI E2E™サポートフォーラムによるオンラインサポートも用意されています。
- Arm32ビットCortex-M0+ CPU、最大周波数24MHz
- 動作特性
- 拡張温度範囲:-40°C~+125°C
- 広い電源電圧範囲:1.62V~3.6V
- 最大16KBのフラッシュと1KBのSRAM
- 高性能アナログペリフェラル
- 最適化された低電力モード
- インテリジェントデジタルペリフェラル
- 拡張通信インターフェース
- クロックシステム
- 精度-2%~+1.2%の24MHz発振器(SYSOSC)内蔵
- 32kHz低周波発振器(LFOSC)内蔵
- 巡回冗長検査(CRC-16)
- 柔軟なI/O機能
- 最大18のGPIO
- 2つの5V許容オープン ドレイン IO
- 2ピンシリアルワイヤデバッグ(SWD)
- パッケージオプション
- 20ピンTSSOP(PW)
- 20ピンVSSOP(DGS)
- 20ピンWQFN(RUK)
- 16ピンSOT(DYY)
- 8ピンSOT(DDF)
- 8ピンWSON(DSG)
- バッテリの充電と管理
- 電源と電力供給
- パーソナル電子機器
- 建物のセキュリティと火災安全性
- コネクテッド向け周辺機器およびプリンタ
- グリッドインフラ
- スマートメータ
- 通信モジュール
- 医療とヘルスケア
- 照明アプリケーション