MSPM0G150x Arm® Cortex® M0+ 80MHz MCU

Texas InstrumentsのMSPM0G150xマイクロコントローラ（MCU）は、最大動作周波数80MHzの強化されたArm Cortex-M0+ 32ビットコアプラットフォームをベースとするMSP高集積、超低消費電力32ビットMCUファミリの一部です。これらのコスト最適化されたMCUは、高性能アナログペリフェラルの統合、-40°C～+125°Cの拡張温度範囲、1.62V～3.6Vの動作電源電圧を提供します。

MSPM0G150xデバイスは、最大128KBの組み込みフラッシュプログラムメモリ（ECC＝エラー訂正コード付き）と、最大32KBのSRAM（ECCおよびハードウェアパリティ付き）を搭載しています。このMCUはまた、メモリ保護ユニット、7チャンネルDMA、演算アクセラレータに加えて、2つの12ビット4MSPSアナログ～デジタルコンバータ（ADC）、構成可能な内部共有電圧リファレンス、1つの12ビット1MSPS DAC、リファレンスDACを内蔵した3つの高速コンパレータ、ゲインをプログラム可能な2つのゼロドリフト/ゼロクロスオーバーオペアンプ、1つの汎用アンプなど各種の高性能アナログペリフェラルも内蔵しています。また、このデバイスは、2つの16ビット高度制御タイマ、5つの汎用タイマ（QEIインターフェース用16ビット汎用タイマ1つ、STANDBYモード用16ビット汎用タイマ2つ、32ビット汎用タイマ1つ）、2つのウィンドウ付きウォッチドッグタイマ、アラームおよびカレンダーモードを備えた1つのRTCなど、インテリジェントなデジタルペリフェラルも搭載しています。さらに、このデバイスは、データ整合性と暗号化ペリフェラル（AES、CRC、TRNG）と、拡張通信インターフェース（4つのUART、2つのI²C、2つのSPI）を提供します。

TIのMSPM0低消費電力MCUファミリは、各種のアナログおよびデジタル回路を内蔵したデバイスで構成されており、お客様はプロジェクトのニーズに適合するMCUを見つけることができます。MSPM0 MCUプラットフォームは、ARM Cortex-M0+プラットフォームと包括的な超低消費電力のシステムアーキテクチャを組み合わせたもので、システム設計者は性能向上と消費電力低減を同時に実現できます。