新製品発見 - STMicroelectronicsのToFセンサとAcconeerのパルスレーダ装置
今日の「新製品発見」では、私、ランドール・レッスルが、以前にお知らせしていたユニークでエキサイティングなセンサ製品を紹介していきます。今回は、それぞれの技術の最先端を走っているSTMicroelectronicsとAcconeerのセンサについて取り上げます。
STMicroelectronicsのFlightSenseは、赤外線ベースのToFセンサのシリーズです。今日は、その中でも特にVL53L1Xをご紹介します。このToFセンサは、最大4メートルの測距範囲をカバーしています。シリアルインターフェースを介して、マイクロコントローラやプロセッサと同じようにプログラムすることができます。VL53L1Xは、20mmの精度で3つの異なる測距範囲で光の飛行時間を測定するように設定することができます。STMicroelectronicsは、この製品を周囲光に影響されないように開発したことで、利用可能なアプリケーションを広げました。私は、貯水タンクの水位を検知することで、それが正常に作動しているかどうかを監視できるようにこの部品を設定できないかと考えてきました。STMicroelectronicsは、FlightSense製品のその他の用途として、ユーザー検知、サービスロボット、ドローン、スマートシェルフ、スマート照明、カメラのレーザーアシスト付きオートフォーカスなどを挙げています。
それに加えて、Acconeerはパルスレーダ装置という、説明するのもワクワクするような製品を発表したばかりです。XR112は、お客様がA111 パルスコヒーレントレーダセンサのデモやデバッグを行うことができるように開発されたセンサボードです。長い間、レーダチップの登場が噂されていましたが、ついに登場したわけです。この装置は、最大2メートルの範囲に対してミリ単位の精度で機能します。本製品の特長の一つに、更新頻度を指示できる「連続モード」があります(最大1500Hz)。このセンサの機能は多岐にわたっており、高精度な測定、単一および複数の物体の検出、設定可能な測定範囲、ジェスチャコントロール、呼吸や脈拍を検出できるほどの高感度性などがあります。また、2Dおよび3Dの物体を追跡するとともに、特定の種類の素材を識別することもできます。さらに、XC112とRaspberry Piと組み合わせれば、レーダ技術を使った開発を始めるのに必要なものがすべて揃うことになります。
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