TPS2372高電力PoE受電側機器（PD）インターフェース

Texas InstrumentsのTPS2372には、IEEE802.3atまたはIEEE802.3bt（ドラフト）（タイプ1-4）受電側機器（PD）を実装するのに必要なすべての機能が含まれます。内部スイッチの低抵抗により、TPS2372-4は、それぞれ最大90Wと60Wの高電力アプリケーションをサポートすることができます。100mのCAT5ケーブルを想定した場合、これはPD入力の71.3Wおよび51Wに相当します。

TPS2372は拡張機能付きで動作します。

自動保持電源シグネチャ（MPS）機能により、非常に消費電力の低いスタンバイモードが必要なアプリケーションに使用可能です。TPS2372は、PSE電力を維持するために必要なパルス化された電流を自動的に生成します。外付け抵抗を使用して、この機能を有効化し、MPSのパルス化された電流の振幅をプログラムできます。

また、TPS2372は、遅延機能を実装しており、パワーグッド（PG）出力をリリースする前にリモートPSEが突入フェーズを完了することができます。これにより、IEEE802.3bt（ドラフト）のスタートアップ要件が満たされていることを確保できます。

また、Autoclassイネーブル入力により、IEEE802.3bt（ドラフト）規格に準拠する高度なシステム電力最適化モードを実現します。