SN74AXC8T245 8ビットデュアル電源バスランシーバ

Texas InstrumentsのSN74AXC8T245デバイスは、最新の電圧ノード（0.7V、0.8Vおよび0.9V）で動作するデバイス間の電圧レベルの不一致を解消する8ビットの非反転バストランシーバです。業界標準の電圧ノード（1.8V、2.5Vおよび3.3V）で動作するデバイス間の不一致、およびその逆の場合も同様です。

このデバイスは、0.65Vの低電圧で動作する2つの独立した電源レール（V_CCAおよびV_CCB）を使用して動作します。データピンA1〜A8は、V_CCAをトラッキングするように設計されており、0.65V〜3.6Vの電源電圧を受け入れます。データピンB1〜B8は、V_CCBをトラッキングするように設計されており、0.65V〜3.6Vの電源電圧を受け入れます。

SN74AXC8T245デバイスは、データバス間の非同期通信用に設計されています。このデバイスは、方向制御入力（DIR1およびDIR2）の論理レベルに応じて、AバスからBバスに、またはBバスからAバスにデータを送信します。出力イネーブル（OE）入力は出力をディセーブルするために使用されるため、バスは効果的に絶縁されます。

SN74AXC8T245デバイスは、制御ピン（DIRおよびOE）がV_CCAを参照するように設計されています。

これらのデバイスは、I_offを使用して部分的パワーダウンを実行するアプリケーションに完全に対応します。I_off回路は、デバイスがパワーダウン時に出力をディスエーブルし、デバイスへの電流の逆流を阻止してデバイスの損傷を防止します。

V_CC絶縁機能により、いずれかのV_CC入力電源が100 mV未満になると、すべてのレベルシフタ出力がディスエーブルされ、ハイインピーダンス状態になります。

パワーアップまたはパワーダウン中のレベルシフタI/Oの高インピーダンス状態を保証するために、プルアップ抵抗を介してOEをV_CCAに接続する必要があります。抵抗の最小値は、ドライバの電流シンク能力によって決まります。