MSPM0G110x 80MHz Arm® Cortex®-M0+ MCU

Texas InstrumentsのMSPM0G110x MCUは、高集積の超低消費電力32ビットMSP MCUファミリの一部です。このMCUは、最大周波数80MHzで動作する拡張Arm Cortex-M0+ 32ビットコアプラットフォームをベースにしています。コスト最適化されたこのMCUは、高性能アナログペリフェラルを内蔵しており、-40℃～+105°Cの拡張温度範囲をサポートし、1.62V～3.6Vの電源電圧で動作します。

MSPM0G110xデバイスは、最大128KBの組込みフラッシュプログラムメモリ（ECC＝誤り訂正符号付き）、最大32KBのSRAM（ECCおよびハードウェアパリティ付き）を搭載しています。また、メモリ保護ユニット、7チャンネルDMAに加えて、2つの12ビット4MSPS ADC、構成可能な内部共有電圧リファレンス、1つの汎用アンプなど、各種の高性能アナログペリフェラルも内蔵しています。このMCUは、2つの16ビット高度制御タイマ、5つの汎用タイマ（(QEIインターフェース用16ビット汎用タイマ1つ、STANDBYモード用16ビット汎用タイマ2つ、32ビット汎用タイマ1つ）、2つのウィンドウ付きウォッチドッグタイマ、アラーム＆カレンダーモードを備えた1つのRTCなど、インテリジェントなデジタルペリフェラルも搭載しています。このデバイスは、データ整合性と暗号化ペリフェラル（CRC）に加えて、強化された通信インターフェース（4つのUART、2つのI²C、2つのSPI）を提供します。

TIのMSPM0ファミリの低電力MCUは、各種のアナログおよびデジタル回路を統合してデバイス構成されているため、お客様はプロジェクトのニーズを満たすMCUを見つけることができます。MSPM0 MCUプラットフォームは、ARM Cortex-M0+プラットフォームと包括的な超低消費電力のシステムアーキテクチャを組み合わせたもので、システム設計者は性能向上と消費電力低減を同時に実現できます。MSPM0G110x MCUは、設計を迅速に開始するためのリファレンス設計およびコード例を備え、広範なハードウェアとソフトウェアのエコシステムによってサポートされています。開発キットには、LaunchPad™が含まれます。TIは、無償のMSPソフトウェア開発キット（SDK）も提供しています。このSDKは、Code Composer Studio™ IDEデスクトップのコンポーネントとして利用できます。また、TI Resource Explorerでは、クラウド版を利用できます。MSPM0 MCU には、広範囲にわたるオンライン資料、MSP Academyによるトレーニング、TI E2E™サポートフォーラムによるオンラインサポートも用意されています。