ピコアンペアバイアス電流を備えた車載用電流検出アンプINA186A-Q1

Texas InstrumentsのINA186A-Q1は、自動車用の双方向、低電力、電圧出力電流検出アンプ（電流シャントモニタとも呼ばれます）であり、一般に自動車の12Vバッテリに直接接続されたシステムの監視に使用されます。INA186A-Q1は、電源電圧にかかわらず-0.2V～+40Vのコモンモード電圧でシャントでの電圧降下を検出できます。入力ピンの絶対最大電圧は42Vです。

INA186A-Q1の低入力バイアス電流により、より大きな電流検出抵抗器の使用が可能になり、マイクロアンペア範囲で正確な電流測定が可能になります。ゼロドリフトアーキテクチャによりオフセット電圧が低いため、電流測定のダイナミックレンジが拡大されます。この特長により、電力損失の小さい小型のセンス抵抗を使用しながらも、正確な電流測定が行えます。

INA186A-Q1は1.7V〜5.5Vの単一電源で動作し、90µA（最大）の供給電流を消費します。これらのアンプは、-40°C〜+125°Cの動作温度範囲で、25V/V、50V/V、100V/V、200V/V、500V/Vを含む5つの固定ゲインオプションで提供されます。SC70パッケージで入手可能です。