R-78S評価モジュール向けのブレイクアウトボード

RECOMのブレイクアウトボードにより、STMicroelectronicsのSTEVAL-STLCS01V1 SensorTileモジュールをRECOMのR-78S評価ボードに接続することができます。この技術により、SensorTileは、最小0.65Vの電圧のAA電池から安定した3.3Vを消費することができます。これにより、技術者は、高容量の単一セルAA電池を利用し、生産を行う前に、アプリケーションの動作寿命を計算することが可能です。

コイン電池を通して駆動される時に、入力電圧は、ほんの数時間の使用の後に2Vを下回る値に降下する可能性があります。これにより、Bluetooth Low Energy伝送ユニットが正常に動作を停止し、コイン電池からのエネルギーが浪費されたままになります。これは、R-78Sの機能を組み込むことで回避できます。R-78Sは、R-78S評価ボードで実証されているように、1.5Vの単一セルAA電池電圧を、安定した3.3Vまで昇圧します。

電圧や電流を測定するためのテストポイントにより、アクティブモードとスタンバイモードの両方で、SensorTileの標準電池寿命を計算することが可能です。AA電池とR-78Sを組み合わせることで、アプリケーションの長寿命を保証するとともに、メンテナンスに要するコストを低減することができます。リモートアプリケーションで一般的に使用されている環境発電デバイスなどのその他低電圧源から、外部入力電圧を使用するオプションもあります。