A121パルスコヒーレントレーダセンサ

AcconeerのA121は、A111のピン互換アップグレード版で、従来品よりも低消費電力化され、性能とデータ品質もさらに向上しています。Acconeerでは、2023年初頭にA121の量産体制に入る予定です。

A121は、パルスコヒーレントレーダ（PCR）技術を用いたレーダシステムで、フットプリントは29mm²です。A121 60GHzレーダシステムは、ベースバンド、RFフロントエンド、アンテナインパッケージ（AiP）を統合したワンパッケージソリューションとして提供される製品で、高精度かつ超低消費電力向けに最適化されています。これにより、バッテリ駆動のポータブル機器に簡単に組み込むことができるようになりました。A121 60GHzレーダは、ノイズ、ほこり、色、直接光/間接光など、自然界のあらゆる干渉源から影響を受けることはありません。

XE121評価ボードは、A121パルスコヒーレントレーダセンサを搭載し、Acconeer社のXS121レーダサテライトボードにフレックスケーブルを介して最大4つのセンサを追加することが可能です。XE121はMCUを搭載していないため、単体では使用できません。XC120コネクタボード、Raspberry Pi、STM Nucleo-64またはNucleo-144開発ボードと互換性を持つように設計されています。

XC120コネクタボードは、必ずXE121評価ボードと一緒にご使用ください。探査サーバからフラッシュされるCortex®-M7 MCUを搭載しており、A121レーダセンサからのデータをAcconeer探査ツールにストリーミングすることができます。

XS121は、A121パルスコヒーレントレーダセンサを搭載した小型サテライトボードで、フラットフレキシブルケーブル（FFC）でXE121評価ボードと接続することができます。XE121評価ボードがないと、XS121を動作させることはできません。