はんだ付けにフラックスをどのように使うか
(画像提供:MG Chemicals)
フラックスは、はんだ付け中に軽度に汚れた表面や酸化した表面を洗浄するために作られた物質です。はんだの中にはフラックスコア付きのものもあります。フラックスは、はんだよりも融点が低いため、表面上を流動し、表面から汚染物質を除去してはんだ面を洗浄します。今ではフラックスに求められるのは、これがすべてでしょう。しかし、フラックスコア付きでないはんだもあり、フラックスはまだまだ必要とされています。
フラックスが必要な場合は、はんだ付け前にフラックスをはんだパッドに少量塗ります。きれいな表面を作るには、これで十分なはずです。はんだ付けを終えたら、製造元の指示に従ってフラックスを拭き取ります。これは、どの種類のフラックスを使用するかによって異なります。
フラックスにはさまざまな組成タイプがあり、読んで字のごとく、洗浄不要(無洗浄)、水溶性、ロジン活性化などがあります。洗浄不要タイプは、はんだ付けプロセス中に燃え尽きて、残留物をほとんど残さないようにする添加剤を使用します。水溶性の添加剤は、ほんの少しの水を使用することで簡単に洗浄できます。ロジン活性化には粘着性の残渣を残す添加剤が含まれており、洗浄には、フラックスリムーバーや消毒用アルコールなどの洗浄溶剤が必要になります。時間の経過にともなって生じる腐食を防ぐため、残渣を洗い流すことは重要です。
はんだ付けをする際、はんだが本来そうあるように流動しない場合、あるいは、きれいで上手なはんだ付けをしたい場合、フラックスを試してみてください。往々にして、これだけで、はんだ付けプロセスが、より速く、より簡単に行えるようになることがあります。
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