はんだごて先を清掃するための3つのステップ

はんだごて先を清掃することで、はんだごて先を最適な効率で動作できるようにするだけでなく、寿命を延ばすこともできます。以下の3つのステップに従うだけで、はんだごて先を汚れのない状態に維持することができます。

ステップ1:

真鍮のスポンジまたは銅の編組にはんだごて先を差し込んで数回ひねることで粒子や酸化物を落とします。これで汚れが落ちない場合は、はんだごて先にフラックスコアを塗布して上記の手順を繰り返します。

ステップ2:

はんだごて先の汚れがそれでも落ちない場合は、チップクリーナ(チップティンナーまたはアクティベータと呼ばれることもあります)を使用します。チップクリーナはフラックスとはんだの混合物であり、標準的なフラックスコアはんだよりもフラックスの濃度が高くなっています。チップクリーナを使用するには、はんだごてを熱してクリーナに浸し、ひねってはんだごて先の全体が覆われるようにします。このクリーナには酸化物や堆積物の除去を促進するフラックスが含まれています。一方、クリーナに含まれているはんだは、はんだごて先を再度錫メッキして保護し、寿命を延ばします。

ステップ3:

濡れたスポンジ真鍮のスポンジ、または銅の編組を使用して、余分なチップクリーナを取り除きます。この時点でまだ汚れが残っている場合は、はんだごて先を交換すべき時期である可能性があります。

強力な研磨剤を使用してはんだごて先の汚れを落とすことは絶対にしないでください。保護コーティングが除去されてしまい、はんだごて先の寿命を縮めます。そして、はんだごて先を早期に交換しなければならなくなってしまいます。

はんだごて先を汚れのない状態に保ち、錫メッキしてからはんだごてを保管することで、寿命を延ばすことができます。しかし、他の道具と同じように、はんだごて先も経年劣化します。上記のステップで汚れは落ちるものの、チップクリーナを以前より頻繁に使用しなければならなくなったという場合ははんだごて先が摩耗しているため、完全に摩耗する前に新しいものを購入した方が賢明でしょう。交換が必要なことが明らかになった場合は、こちらではんだごて先の豊富なラインナップをご覧ください。

著者について

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Ashley Awalt氏はアプリケーションエンジニアリング技術者で、2011年からDigiKeyに携わっています。彼女は、DigiKey奨学金プログラムを通じて、ノースランドコミュニティ&テクニカルカレッジのエレクトロニクステクノロジ&自動化システムで応用科学の準学士号を取得しました。彼女の現在の役割は、独自の技術プロジェクトを作成し、プロセスを文書化し、最終的にはプロジェクトのビデオメディアカバレッジの制作に参加することです。アシュリーの余暇には、好きなことと言えば - ああ、待って、お母さんにとって暇な時があるでしょうか?

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