TLV61070Aブーストコンバータ

Texas Instrumentsの2.5A同期式昇圧コンバータは0.5Vの超低入力電圧に対応

「Texas InstrumentsのTLV61070Aブーストコンバータ」の画像Texas InstrumentsのTLV61070Aは、各種バッテリやスーパーキャパシタを電源とする携帯機器やスマートデバイスに電源ソリューションを提供する、超低入力電圧0.5Vの同期式昇圧コンバータです。標準的なバレースイッチ電流制限は、全温度範囲で2.5Aです。0.5V~5.5Vの広い入力電圧範囲を備えたこのデバイスは、スーパーキャパシタを完全に放電する可能性があるスーパーキャパシタバックアップ電源アプリケーションをサポートします。

TLV61070Aは、入力電圧が1.5V以上のとき、1MHzのスイッチング周波数で動作します。入力電圧が1V~1.5Vのとき、スイッチング周波数は0.55MHzまで徐々に低下します。このコンバータは、軽負荷時には省電力モードへ移行し、負荷電流範囲の全体にわたって高い効率を維持します。軽負荷状態では、このコンバータはVOUTからの20µA自己消費電流を消費します。シャットダウン中、TLV61070Aは入力電源から完全に切断され、0.1µAの電流を消費して長いバッテリ寿命を実現します。その他、5.7V出力過電圧保護(OVP)、出力短絡保護、サーマルシャットダウン保護などの機能を備えています。2.9mm x 1.6mm SOT23-6(DBV)パッケージで利用可能な超小型ソリューションサイズと最小限の外付け部品を提供します。

特長
  • 入力電圧範囲:0.5V~5.5V
  • 起動時入力電圧:1.3V(最小)
  • 出力電圧設定範囲:2.2V~5.5V
  • 2つのMOSFET:69mΩ(LS)と89mΩ(HS)
  • バレースイッチング電流制限:2.5A
  • 効率:92.3%(VIN=3.6V、VOUT=5V、IOUT=1.0A)
  • スイッチング周波数:VIN>1.5Vで1MHz、VIN<1Vで0.55MHz
  • シャットダウン電流:0.1µA(標準)(VINおよびSWより)
  • 基準電圧精度:±2.5%(温度範囲:-40℃~+125℃)
  • 軽負荷時の自動PFM動作モード
  • VIN>VOUT時のパススルーモード
  • シャットダウン中の入力/出力間の完全切断
  • OVP、出力短絡、およびサーマルシャットダウン保護
  • パッケージ:2.9mm x 1.6mm 6ピンSOT23-6(DDC)
応用
  • 電子シェルラベル
  • ビデオドアベル
  • リモートコントローラ

TLV61070A Boost Converter

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刊行: 2023-01-17