ISO774xクワッドチャンネルデジタルアイソレータ

Texas InstrumentsのISO774xデバイスは、UL 1577に基づいて5000V_RMS（DWパッケージ）および2500V_RMS（DBQパッケージ）の絶縁定格を備えた、高性能のクワッドチャンネルデジタルアイソレータです。 このデバイスファミリは、VDE、CSA、TUV、およびCQCに基づく強化絶縁定格を有しています。

ISO774xデバイスは、CMOSまたはLVCMOSデジタルI/Oを絶縁しながら、低消費電力で高電磁イミュニティおよび低いエミッションを提供します。 各絶縁チャンネルは、二酸化シリコン（SiO₂）絶縁バリアによって分離された論理入力および出力バッファを備えています。 このデバイスはイネーブルピンとともに提供され、これらのイネーブルピンは、マルチマスター駆動アプリケーション向けにそれぞれの出力を高インピーダンスにし、消費電力を低減するのに使用できます。 ISO7740デバイスは同じ方向にすべての4つのチャンネルを備え、ISO7741デバイスは3つの順方向および1つの逆方向チャンネルを持ち、そしてISO7742デバイスは2つの順方向および2つの逆方向チャンネルを備えています。 入力電力または信号が失われた場合、デフォルトの出力は、サフィックス「F」のないデバイスで「高」、サフィックス「F」のデバイスで「低」となります。

このデバイスは、絶縁型電源とともに使用され、データバスまたは他の回路上のノイズ電流がローカルグランドに入り込み高感度の回路を干渉または損傷するのを防止するのに役立ちます。 革新的なチップ設計およびレイアウト技術を通して、ISO774xデバイスの電磁両立性は、システムレベルのESD、EFT、サージ、およびエミッションへの対応を容易にするために、大幅に強化されています。 ISO774xデバイスは、16ピンのSOICおよびQSOPパッケージで入手可能です。