DRV8212低電圧Hブリッジモータドライバ

Texas Instrumentsの「DRV8212」は、4つのNチャンネルパワーFET、チャージポンプレギュレータ、保護回路を備えた統合型モータドライバです。トリプルチャージポンプアーキテクチャにより、デバイスは1.65Vまでの動作が可能で、1.8Vの電源レールと低バッテリ状態に対応できます。チャージポンプはコンデンサを統合して、プリント基板上のモータドライバの全体的なソリューションサイズを縮小し、100%のデューティサイクル動作を可能にします。DRV8212は、PWM（IN1/IN2）、フェーズ/イネーブル（PH/EN）、独立ハーフブリッジ、パラレルハーフブリッジなど、複数の制御インターフェースモードをサポートしています。各インターフェースは低電力スリープモードをサポートし、内部回路のほとんどをシャットダウンすることで超低静止電流を実現します。

このデバイスは、最大4Aのピーク出力電流を供給できます。また、電源電圧1.65V～5.5Vで動作し、低電圧誤動作防止機能（UVLO）、出力過電流防止機能（OCP）、デバイスの過熱防止機能（TSD）などの強力な保護機能を内蔵しています。DRV8212には、ピンツーピンのスケーラブルなR_DS（ON）と電源電圧オプションを備えており、最小限の設計変更で様々な負荷と電源レールをサポートします。