BQ77915スタック可能超低電力プライマリプロテクタ

Texas InstrumentsのBQ77915は、電圧、電流、温度の保護と、マイクロコントローラ（MCU）制御なしのスマートセルバランシングアルゴリズムを備えた低電力バッテリパックプロテクタです。このデバイスのスタック可能インターフェースは簡単なスケーリングを提供し、3直列から20直列以上までのバッテリセルアプリケーションをサポートします。保護しきい値および遅延は、工場でプログラムされ、さまざまな構成で入手可能です。過熱放電（OTD）、不足温度放電（UTD）、過熱充電（OTC）、および不足温度充電（UTC）の個別のしきい値が提供され、柔軟性が向上しています。

このデバイスは、2つの制御ピンを通してディスエーブル可能な統合型の独立した充電（CHG）および放電（DSG）ローサイドNMOS FETドライバを介したパック保護を実現します。これらの制御ピンは、シンプルで経済的な方法で、より多くの直列（6直列以上）用のセル保護ソリューションを提供します。これは、より高いデバイスのCHGおよびDSG出力を、直近のより低いデバイスの制御ピンにカスケード接続して実現します。放電過電流保護遅延は柔軟性を提供し、OCDPピンからV_SSに接続された抵抗を使用してプログラム可能です。

BQ77915プロテクタは、最大50mAのセルバランシング電流用の内蔵FETを介して、スマートでパッシブなセルバランシングアルゴリズムを実現します。より高いセルバランシング電流要件のために、外部FETを接続できます。出荷および保管用を意図したHIBERNATEモードは、超低電力動作を可能にします。BQ77915プロテクタは、ホストの監視が不要なバッテリパック用に設計されています。