DUSH960 DINレールマウントDC無停電電源装置

TDK-LambdaのDUSH960 DINレールマウントDC無停電電源装置（DC-UPS）は、電源損失時にバックアップ電力を供給する2つの機能を備えています。通常の状態では、外部AC/DC電源が負荷に電力を供給します。この電源ソースはまた、内部の双方向DC/DCコンバータを介して（外部）バッテリをフル充電した状態に保ちます。負荷への入力電源が中断された場合、DC/DCコンバータはバッテリを負荷への電源として使用して、安定化された出力電圧を維持します。

入力電圧12V～60Vで動作するDC-UPSは、定格20A、960Wで安定化された12V～48Vの出力を供給するようにプログラムすることができます。過電流保護機能付きバッテリから、非安定化5A補助出力を利用できます（末尾が-0Mのモデル）。鉛蓄電池、ニッケル、リチウム、スーパーキャパシタなどの複数のバッテリ技術に対応し、バッテリー容量は最大20A、1000Ahまで対応可能です。DC-UPSはバッテリの逆接続、過放電、過電流から保護されています。

DUSH960は、バッテリなしでプログラマブルDC/DCコンバータとして使用でき、入出力範囲は10V～60V（公称12V～48V）で、システム以外の電圧要件にも対応します。

DUSH960-1248-0Mモデルには、1.5インチのカラーグラフィックLCDと4つのコントロールキーを備えたフロントパネルユーザーインターフェースが用意されています。このモジュールには、2つの常時開ドライ接点リレー接点、絶縁リモートOn/Off信号、警告LED、バッテリ温度検知入力など、複数の信号インジケータがあります。モニタリングとプログラミングのために、Modbus/RTUおよび制御ソフトウェア接続用のミニUSB-Bポートを装備しています。PowerCMCソフトウェアは、複数設置用のソフトウェア設定テンプレート、アラームログの管理、モニタリングを支援します。

動作効率は、充電および動作モードに応じて96%～ 98%です。DC-UPSは、寸法が幅54mm、高さ115mm、奥行き110mm、重量は500gです。また、動作温度は-40℃〜+40℃です。どちらのモデルとも、低電圧指令およびRoHS指令対応のCEおよびUKCAマークを取得しており、IEC/EN/UL/CSA 61010-1、61010-2-201、IEC/UL/CSA/EN 62368-1の安全規格に適合しています。

DC-UPSの用途には、工場やビルのオートメーション、エレベータ、半導体製造、コンベヤシステム、発電、セキュリティ、輸送などがあります。