PA32xxNLシリーズ Sidewinder®ロゴスキー電流センサ

Pulse Electronics（YAGEO関連会社）は、新しいSidewinder^® AC電流センサを発表しました。Sidewinder製品はコアを必要としないという点で、従来の電流センストランスとは異なります。そのため、これらの製品はより軽量で、容易なアセンブリが可能で、かつ低コストになります。このセンサは、0.1～1000Aの非常に広いダイナミックレンジにわたって高度にリニアな出力電圧を提供するため、それらの製品は、分散発電、再生可能エネルギーおよびストレージ、負荷バランス、パワーモニタリング、先端メータリングインフラ（AMI）、回路ブレーカパネル、およびスマートメータなどのアプリケーションに特に適しています。

Pulse Electronicsの電流センサは、位相誤差0.05°未満、100KHzの帯域幅、低温度係数を持っています。これらの製品はロゴスキーコイルの原理に基づいています。Pulse Electronics（YAGEO関連会社）の特許出願中の高精度巻線技術は、電流センサでの出力電圧に直接影響を及ぼすパラメータを制御します。セグメント化された巻線アプローチにより、単位長さあたりの多数の巻線回数が可能となり、検出および統合に必要な高い出力電圧を提供できます。

Sidewinder製品は、0.1A～200A以上の電流用のIEC 62053-22およびANSI C12.20規格によって定義されるクラス0.2%精度制限や、外部磁界への耐性用のクラス1要件に適合しています。これらの製品は、外部AC磁界およびDC磁界の影響を受けません。巻線にわたるファラデーシールドの追加は、1次導体のAC電圧からの静電結合を防止し、近くの電流通電導体に関連する外部電界に対して効果的なバリアとして機能します。

標準のセンサは、業界における従来のセンサと同様に丸型ですが、Pulseのセンサは、従来のトロイドコア（丸型）形状ではなく、コイル構成をベースとしています。このセンサは、従来の丸型形状に加えて、複数の形状および厚さで製造することができます。

ST Micro - 計量アプリケーションにおける電流センシング

Sidewinder RDTレポート

Sidewinder概要

• 0.1～1000Aのダイナミックレンジ
• ANSI C12.20精度クラス0.2に適合
• IEC 62053-22クラス0.2Sに適合
• 位相誤差：<0.05°
• 帯域幅：100kHz
• 外部AC磁界の影響なし
• DC電流および磁界の影響なし
• 低温度係数