高公称電流用熱回路ブレーカ

Phoenix Contactは、高公称電流値のデバイスを保護する16Aおよび20Aプラグ付きTCPを提供します。TCPファミリの拡張として、これらのプラグはスリムなパッケージで、他製品と同等の信頼性の高い過負荷保護を提供します。オリジナルのTCPプラグは6mm幅のベースを使用していますが、これらのプラグはより高いアンペア定格に対応するために10mm幅のベースを必要とします。このプラグは、LEDステータス表示の有無にかかわらず、PT 10-FSI/C標準端子ブロックベースに適合します。端子台ベースとの組み合わせにおいて、最大250V_ACおよび65V_DCのアプリケーションには、基本的な保護が装備可能です。TCP製品は、既存ヒューズの再クローズ可能なバリアントとの交換に適しており、メンテナンスの手間が最小限に抑えられます。このツーピース構造により、簡単に交換が実現されます。分電の可能性は端子台ブリッジシャフトにより簡単に実現でき、設置の手間が大幅に軽減されます。このシリーズには、オン/オフおよびトリップリセット、またはトリップリセットのみという2種類の異なる動作特性があります。

熱回路ブレーカは、配電システム、制御盤、およびその他の機器での誘導負荷および抵抗負荷の過負荷に対する最適な保護を提供します。回路ブレーカは、大規模な起動電流が関係するアプリケーションに最適です。たとえば、アクチュエータ、センサ、モータ、発熱体とファン、照明、電磁弁、変圧器、車載ネットワークの保護に最適です。それらは、モータの始動時や変圧器のスイッチオン時に発生する高い始動電流への耐性があります。ただし、熱回路ブレーカは、他の保護技術と比較して、短絡からの迅速な保護を提供することはありません。

熱回路ブレーカは通常、バイメタルストリップを介して作動します。障害が発生した場合、バイメタルが加熱され、回路が切断されます。原則として、過負荷が高いほど、熱回路ブレーカーが早く作動します。デバイスはいつでも再びオンにすることができます。