TrEOSシングルラインESD保護

NexperiaのTrEOSシングルラインESD保護は、10Gbps以上のデータラインシステムを保護するのに役立つ、低容量、低クランプ電圧、および高ESD耐性の組み合わせを提供します。従来のESD保護では、堅牢性、シグナルインテグリティ、およびシステム保護の間でトレードオフを行う必要があり、その結果、これら3つのコアパラメータのうち2つのみで適切な保護を実現する必要がありました。USBポートを保護するために、サージレベルに対する保護を犠牲にして、低容量が通例評価されてきました。USB Type-C™などの高速インターフェースは、トランシーバに放電する可能性がある欠陥のあるケーブルを介してシステムをサージパルスにさらすことがあります。

NexperiaのTrEOSソリューションは、あらゆる分野でベンチマークパフォーマンスを提供することで従来の保護の課題を軽減し、広く証明されているDSN0603-2パッケージに収められています。

• 非常に低い静電容量（最小0.1pF）
• 非常に低いクランピング（最低0.1Ω）
• サージに対する高い堅牢性（最大20A 8/20µs）

高速データライン用のNexperiaのTrEOSポートフォリオは、一緒に使用することも別々に使用することもできる2つのデバイスのサブセットで構成されています。

• 非常に高いサージ耐性デバイスは、デカップリングコンデンサとトランシーバをピークパルス（最大20A）から保護するために、コネクタとACコンデンサの間に配置するように設計
• 非常に低いピーク電圧のデバイスは、システムレベルの保護を最大限にするために、コンデンサとデバイスの間に配置するように設計（V_t1は最小4.3V）

究極のESD保護を実現するには、両方のサブセットの保護装置を組み合わせることを推奨