SCA3300シリーズ MEMS加速度センサ

Murata Electronicsは、幅広い産業および車載アプリケーションを対象としたSCA3300シリーズの高性能3軸MEMS加速度センサを発売します。寸法がわずか7.6mm × 8.6mm × 3.3mmの小型面実装センサは、1.5g、3g、または6gの複数の測定範囲が用意されており、10mg以下のオフセット安定性を特長とします。このシリーズは、0.1%の非直線性と37μg/√Hzのノイズ密度で、非常に高度なMEMSセンサ特性を実現します。また、-40°C〜+125°Cの動作温度範囲を誇ります。

SCA3300のターゲット機能には、レベリングおよび整合システム、重機用の慣性計測ユニット、ナビゲーションシステム、自動誘導車両（AGV）や、建設および測量ツールなどがあります。高精度の自動車慣性検出にも適しています。具体的な例には、センサによって可能にすることができる自律駆動（ADAS）や、インテリジェントトランスミッション制御が含まれます。

この製品は、予め成形されたデュアルフラットリードのSMDハウジングに実装され、3.3VDC電源で動作し、通常動作時には1mAしか消費しません。これらの利点により、電池駆動アプリケーション向けに好適です。たとえば、その低電力モードでは、消費は約0.5mAに降下します。ホストアプリケーションとの通信は、業界標準SPIを介して行われます。

ビデオ：  高度な自己診断を備えたSCA3300加速度センサ車載用認定品