CL88030/31マルチタップシーケンシャルリニアLEDドライバ

MicrochipのCL88030およびCL88031 LEDドライバは、商用電源電圧入力からLED電力を供給するように設計された、オフライン専用のリニアLEDドライバです。CL88030/31は、タップ電圧や整流されたACに頼ることなく、あるレギュレータから次のレギュレータへのスムーズな遷移を実現する自己整流技術を採用しています。これらのデバイスは、ACメインから直接安価で低電流の長いストリングのLEDを駆動するように設計されています。基本的なドライバ回路は、MicrochipのCL88030/31 LEDドライバIC、4つ（CL88030）または6つ（CL88031）のパワーFET、4つの抵抗器、2つのコンデンサ、およびブリッジ整流器で構成されます。オプションのコンポーネントを追加することで、さまざまなレベルの過渡保護を実現できます。過熱保護（OTP）は、NTCサーミスタを追加することによって確保されます。オプションのフリッカ低減機能が必要でない限り、EMIフィルタや力率補正回路は不要です。

一連の直列/並列LEDがタップと呼ばれる4つの（または6つの）位置でタップされます。リニア電流レギュレータは各タップで単一の制御点を介して電流をシンクし、順次オン/オフされます。下流のレギュレータが安定化を達成したときに上流のレギュレータを遮断することにより、高効率が達成されます。これにより、入力正弦波電圧を追跡して複数の電流経路を制御するよりも、全体の入力電流を制御することが容易になります。CL88030/31は、タップ電流のみを使用する自己整流技術を使用しています。この技術は、遷移を調整するためにタップ電圧または整流されたACに頼ることなく、本質的にあるレギュレータから次のレギュレータへの滑らかな遷移を提供します。LEDドライバは、LEDランプ、LED照明器具、家電製品、および産業用アプリケーションに最適です。