U2J誘電体積層セラミックコンデンサ

クラスI誘電体材料でより高い静電容量の積層セラミックコンデンサ（MLCC）を求める需要の高まりに応えるため、KEMETは、入手可能なC0G誘電体よりも最大120%多い静電容量を提供する面実装誘電体プラットフォームを開発しました。「U2J」として電子工業会（EIA）によって定義されているこの誘電体材料は、静電容量の変化を-750 ±120ppm/°Cに制限し、-55°C～+125°Cの動作温度範囲およびAEC-Q200車載用認定を提供します。

U2J部品は、車載用システムの厳しい要件に十分に対応しています。他の技術と比べて優れた性能は、C0Gよりも高い静電容量値を提供しながら、一般的に使用されるX7Rベースの部品に対して低い損失、ノイズ低減、重要なタイミング、および向上した静電容量安定性を必要とする回路での課題を設計者が克服するのに役立つことができます。

U2Jコンデンサは、温度とともにリニアな静電容量の変化を備え、非常に安定しています。これにより、設計技術者は、動作温度範囲にわたって静電容量の変化を予測することが可能です。また、それらは、フル定格電圧で99%を超える公称静電容量を保持します。

KEMETのU2J誘電体、面実装MLCCは、鉛フリーで、適用除外項目なしでRoHS/REACHに対応します。いくつかのフィルム誘電体デバイスとは異なり、これらのコンデンサは、鉛フリーはんだリフロープロファイルの複数のパスに耐えることができます。