18021シリーズ フローティングボトムエントリソケット

IRISOの18021シリーズは、ピッチ2.54mm、嵌合ピン0.64mmのピンヘッダ用フローティングボトムエントリソケットを特長としています。ボトムエントリ嵌合構造は、プリント基板の積み重ねに適しています。手作業によるはんだ付け工程のあるコネクタからこのコネクタに移行することで、はんだ付け工程を削減し、コンタクトの信頼性を高めることができます。

このシリーズは、フレッティングコンタクトを引き起こす動作に対応するよう設計されたIRISO独自のZ-Move™技術を採用しています。嵌合後のコンタクトは、共振するプリント基板の振動によって生じるフレッティングによって損傷を受けることがよくあります。Z-Move端子は、安定した接触を維持するように設計されています。

またこのシリーズには、フローティング/セルフアライメント機能も搭載されています。これにより、組み立て時にX方向とY方向の嵌合位置誤差が公称±0.5mmに抑えられます。このコネクタは、X方向とY方向に±0.5mm、Z方向に±0.4mmのフローティングが可能で、1組のプリント基板に複数のコネクタペアを収容できます。