EPC9121 - 10WマルチモードワイヤレスパワーキットeGaNデモボード

EPCのEPC9121は、高効率のパワーデモンストレーションシステムで、複数のワイヤレスパワー規格に基づいて動作することができます。 この製品は、ワイヤレスパワーコンソーシアム（WPC）のQi規格、パワーマターズアライアンス（PMA）規格（現在はAirFuel™アライアンスと統合）、AirFuel（前A4WP）ワイヤレスパワー規格に対応しています。 AirFuel共振モード（以下AirFuelモードと呼びます）で、EPC9121システムは、アンプ回路がZVS動作用に構成された状態で6.78MHzで動作します。 このモードで、このシステムは、最大10Wのパワーをソースコイルに供給することができます。 Qi/PMA誘導モードで、このシステムは、アンプ回路がハードスイッチング動作用に構成された状態で165kHzで動作し、最大5Wの負荷パワーをデバイスに供給することができます。 EPC9121の目的は、eGaN FETおよびeGaN ICを使用して共振と誘導の両方のワイヤレスパワー技術の評価プロセスを簡素化することです。

アンプは、シングルエンド動作用に構成され、プリレギュレータ向けのゲートドライバ、発振器、およびフィードバックコントローラを含み、プリレギュレータは、AirFuel規格に基づくワイヤレスパワー制御用の動作を確保します。 この構成により、最高±35jΩの負荷範囲にわたってAirFuelクラス2規格に準拠するテストが可能になります。 このプリレギュレータは、SEPICコンバータ向けの主要なスイッチングデバイスとして、100V定格65mΩ EPC2036を特長としています。

EPC9121は、2つの受信デバイスユニット（AirFuelカテゴリ3仕様に同調され対応するユニットと、5W Qiレシーバ規格に対応する誘導モードユニット）で提供されます。 各デバイスユニットは、フィルタされた非安定化DC電圧を供給するために、高周波ショットキーダイオードベースのフルブリッジ整流器および出力フィルタを含みます。 このデバイスボードは、2つのLED（4Vに等しいまたはそれより大きい出力電圧でパワーを受信していることを示す緑色LEDと、出力電圧が36Vを超える過電圧状態を示す赤色LED）を装備しています。