DigiのXBee SX 868シリーズの無線周波数(RF)モジュールは、ヨーロッパ向けに特別に設計され、863MHz〜870MHzの範囲で動作します。これらのモジュールは、スリープ時に1.8μA、受信モード用に40mA、送信モードで55mAの超低消費電流を備えています。XBee SX 868シリーズには、2つのモジュールオプションと開発キットが用意されています。XB8X-DMUS-001にはU.FLコネクタが付いていますが、XB8X-DMRS-001にはRFパッドが付いています。開発キットは、部品番号XK8X-DMS-0です。これらのモジュールは、Analog DevicesのADF7023トランシーバとSilicon LabsのEFM32LG230F256 ARM® Cortex™ M3マイクロプロセッサを使用します。
ADIのADF7023は、431MHz〜464MHzおよび862MHz〜928MHzの周波数をサポートできる高性能、低消費電力、ISM帯域トランシーバです。このトランシーバは2.2V〜3.6Vの電源で動作し、32ピンWFQFNパッケージで提供されます。ADF7023は、IEEE 802.15.4gアプリケーションに最適です。Si LabsのEFM32LG230F256は、Leopard Geckoファミリの32ビット、48MHz Cortexマイクロコントローラ(MCU)です。このMCUには、I2C、IrDA、SmartCard、SPI、およびUART/USARTなどのさまざまな接続オプションがあります。このデバイスは、64-QFN(9mm x 9mm)パッケージで入手可能です。これらのデバイスは-40℃〜+85℃の温度範囲を持ち、スマートメータ、都市、家庭、産業、および小売自動化アプリケーションのモノのインターネット(IoT)世界に最適です。
DigiのXBee SX 868の特長
- シリアルインターフェース:SPI、UART
- 周波数:863MHz〜870MHz
- 電源電圧:2.4V~3.6V
- スリープ電流:1.8μA
- 受信電流:40mA
- 送信電流:55mA
- 動作温度範囲:-40°C~85°C
- パッケージ/ケース:XBeeモジュール
ADIのADF7023の特長
- Cortex M3トランシーバ
- 周波数:
- 431MHz〜464MHz
- 862MHz〜928MHz
- 変調: 2FSK、GFSK、GMSK、MSK、OOK
- 電源電圧:2.2V~3.6V
- 動作温度範囲:-40°C~85°C
- パッケージ/ケース:32ピン、WFQFN
SiLabsのEFM32の特長
- インターフェース:I²C、IrDA、SmartCard、SPI、UART/USART
- I/O数:56
- フラッシュメモリ
- 電源電圧:1.85V~3.8V
- 動作温度範囲:-40°C~85°C
- パッケージ/ケース:64-QFN(9mm x 9mm)
応用
- モノのインターネット(IoT)
- スマートシティ
- ホームオートメーション