Portenta HATキャリアボード
Arduino Portentaラインのシステムオンモジュール(SOM)にRaspberry Pi® HATとの互換性をもたせるキャリアボード
ArduinoのPortenta HATキャリアボードは、プロのエンジニアが妥協することなく、Raspberry PiまたはArduinoプラットフォームのどちらからでもスムーズに開発が進行できるようにします。
このキャリアボードは、Arduino PortentaシリーズのSOM(Arduino Portenta X8、H7、C33)にRaspberry Pi HAT互換性を提供します。Raspberry Pi Model Bと同じフォームファクタで、標準の40ピンHATヘッダとMIPIカメラリボンを備えています。
Portenta HATキャリアボードは、16ピンアナログヘッダ、専用JTAGデバッグ、トランシーバ付きCAN、ギガビットEthernet、PWMファン、microSD、USB 2.0など、多くのユニークな機能を備えています。
Portenta HATキャリアボードは、産業オートメーション、ビルオートメーション、プロトタイピングなど、さまざまなニーズに対応するIT技術者、システムインテグレータ、最終顧客をサポートするコンサルティング会社に最適です。用途例としては、以下のようなものがあります。
- 産業オートメーション
- 高機能産業用ロボット用モーションコントローラ:ハードウェアレベルでは統合されたCANインターフェース、ソフトウェアレベルではROSコンテナにより、Portenta X8/HATキャリアボードは、残りのすべての電子機器(モータ、センサなど)とインタラクティブに同時にやり取りしながら、ロボットアームの軌道を制御できます。
- スマート仕分けシステム:専用のTensorFlowコンテナでビジョンベースの商品仕分けを行い、同時にコンベア仕分けシステムを作動させることで、生産率を向上させます。
- ビルオートメーション
- 環境モニタリングと制御:温度、空気品質、CO2レベルをリアルタイムで通知し、換気と空気浄化システムを遠隔管理できます。
- スマートビルのセキュリティ:エッジでの高性能画像処理により、侵入時にリアルタイムで警告を発し、ビルのセキュリティレベルを向上させます。
- プロトタイピング
- スムーズなLinuxプロトタイピング:Portenta HATキャリアボードとPortena X8の組み合わせは、microSD、Ethernet、USBを含む複数のPortentaペリフェラルを公開することで、開発者のプロトタイプ作成を支援するように設計されています。専用ピンを介して、CANラインのデバッグと検査を簡単に行うことができます。同時に、すぐにプログラム可能なアナログI/Oを活用して、複数のデバイスの作動を制御するのに適したツールです。
- Raspberry Pi HATでプロトタイピング:Portenta HATキャリアボードは、さまざまなRaspberry Pi HATに対応し、組み込みセンシングから直接的な作動まで、プロトタイピングプロジェクトをサポートします。







