デュアルRFレシーバ（ADRV9008）、トランシーバ（ADRV9009）

ADIのADRV9008/ADRV9009は、高度に統合された無線周波数（RF）アジャイルデュアルレシーバおよびデュアルトランシーバで、統合されたシンセサイザおよびデジタル信号処理機能を提供します。これらのICは、3Gおよび4GマクロセルTDD基地局アプリケーションで求められる高性能と低消費電力のさまざまな組み合わせを提供します。

レシーバは、最先端のダイナミックレンジを持つ2つの独立した広帯域幅（BW）ダイレクトコンバージョンレシーバで構成されています。完全なレシーブサブシステムは、自動と手動の減衰制御、DCオフセット補正、直交誤差補正（QEC）、およびデジタルフィルタリングを内蔵しているため、デジタルベースバンドにこれらの機能は不要です。RFフロントエンド制御の他に、パワーアンプ（PA）向けのA/Dコンバータ（ADC）、D/Aコンバータ（DAC）、汎用入出力（GPIO）などのいくつかの補助機能も内蔵しています。

トランスミッタ（ADRV9009）は、高い変調精度を非常に低いノイズで実現する革新的なダイレクトコンバージョン変調器を使用します。オブザベーションパスは、最先端のダイナミックレンジを持つ広帯域幅ダイレクトコンバージョンレシーバで構成されています。トランスミッタは、高い変調精度を非常に低いノイズで実現する革新的なダイレクトコンバージョン変調器を使用します。

ADRV9008/ADRV9009のコアは、1.3Vと1.8Vのレギュレータから直接給電でき、標準4線式シリアルポートを介して制御されます。通常使用の消費電力を最小化するため、包括的パワーダウンモードが含まれています。ADRV9008/ADRV9009は、12mm x 12mm、196ボールのチップスケールボールグリッドアレイ（CSP_BGA）パッケージに収められています。