ADXL1001/ADXL1002低ノイズ高周波±100g MEMS加速度センサ

ADIのADXL1001/ADXL1002は、2種類のフルスケール範囲オプションを提供し、幅広い周波数範囲にわたり超低ノイズ密度を実現し、産業用状態監視製品に適しています。ADXL1001（±100g）とADXL1002（±50g）の標準ノイズ密度は、それぞれ30μg/√Hzと25μg/√Hzです。どちらの加速度センサも安定して再現性のある感度を備え、10,000gまでの外部衝撃に耐えられます。

ADXL1001/ADXL1002は、完全静電気セルフテスト（ST）機能とオーバーレンジ（OR）インジケータを備えており、組み込みアプリケーションに役立つ高度なシステムレベルの機能を実現します。また、ADXL1001/ADXL1002は、低消費電力で3.3V～5.25Vの単電源で動作するので、ワイヤレスセンシング製品の設計を可能にします。これらの製品は、5mm × 5mm × 1.80mmのLFCSPパッケージで提供され、-40～+125°Cの温度範囲での動作が定格されています。

EVAL-ADXL1001ZおよびEVAL-ADXL1002Zは、振動センサADXL1001およびADXL1002の性能を迅速に評価できる簡易評価ボードです。EVAL-ADXL1001ZおよびEVAL-ADXL1002Zは、機械式加振器に取り付けるために特別に設計されており、0.8インチ角の極厚プリント基板（PCB）で作成されています。加振器ブロックに強固に固定するためのネジ穴が設けられています。この設計により、ADXL1001またはADXL1002の振動センサのフルレンジの性能を、デバイスを別のテストボードにはんだ付けせずに、評価することができます。出力には、-3dB帯域幅が約20kHzのシンプルなRCローパスフィルタを装備しています。コンポーネントは交換可能で、ユーザーのアプリケーションに特化したローパスフィルタをデバイスの出力に実装することもできます。