ADPD2140赤外光角度センサ

ADIのADPD2140は赤外光角度センサです。装置の応答から算出される光の角度は、±35°の角度の視野内で、±5°に線形です。ADPD2140の放射感知面積は0.31mm²です。ADP2140に内蔵された可視光遮蔽光学フィルタは、太陽光や屋内照明などの望ましくない可視光の周囲光信号を拒否する機能を内蔵しています。ADP2140は接合静電容量と暗電流が低いため、ADPD1080光測定フロントエンドと最適な統合が実現します。このソリューションは、ADPD2140アナログ信号の周囲光除去、低電力動作、およびアナログ〜デジタル変換を追加します。

ADPD2140は、発光ダイオード（LED）などの同期赤外光源とともに使用して、ユーザーの手の動きを検知し、ジェスチャ認識を行うことができます。このデバイスには4つのフォトダイオードチャンネルが必要です。2mm x 3mm、8ピンLFCSPの小型でクリアモールドにパッケージ化されたADPD2140は、-40℃〜+85℃の動作温度範囲にわたって動作が保証されています。ADPD2140は、産業用監視、近接センシング、およびオブジェクト追跡アプリケーションに最適です。

ADPD1080/ADPD1081は測光用フロントエンドで、それぞれ14ビットのA/Dコンバータ（ADC）を内蔵し、発光ダイオード（LED）ドライバと連動する20ビットバーストアキュムレータを備えています。これらのフロントエンは、LEDを励起して、それに応答する光帰還信号を測定します。データ出力と機能設定は、ADPD1080の1.8V I²Cインターフェース、またはADPD1081のシリアルポートインターフェース（SPI）を介して行われます。制御回路には、フレキシブルなLEDシグナリングと同期検出機能が備わっています。

ADPD1080/ADPD1081は、どのLEDとも使用できます。ADPD1080は、16ボールの2.46mm × 1.4mmのWLCSPと28ピンの4mm × 4mmのLFCSPで入手できます。SPIのみのバージョンのADPD1081は、17ボールの2.46mm × 1.4mm WLCSPで提供されています。