4D Workshop4ソフトウェアIDE

4D System社の4D Workshop4は、Microsoft Windows用の包括的なソフトウェアIDEで、4Dファミリのすべてのプロセッサとモジュールのための統合ソフトウェア開発プラットフォームを提供します。このIDEは、エディタ、コンパイラ、リンカ、ダウンローダを組み合わせ、完全な4DGLアプリケーションコードを開発することができます。

ユーザーアプリケーションのコードは、すべてWorkshop4 IDE内で開発されます。4D Workshop4は、無料でダウンロードできます。また、上級者向けに機能を拡張したPROライセンスも用意されています。

4D Workshop4は、アプリケーションの要件やユーザーのスキルレベルに応じて選択できるよう、4つの開発環境を備えています。

• Designer - この環境は、ユーザーがディスプレイモジュールをプログラムするために、自然な形式で4DGLコードを記述することを可能にします。
• ViSi - 4DGLのコード生成を支援するために、ドラッグ＆ドロップでオブジェクトを配置でき、ディスプレイの見え方を視覚的に確認しながら開発できるビジュアルプログラミングを提供します。
• ViSi - Genie - 4DGLのコーディングを必要としない先進の環境 - すべて自動で行われます。ディスプレイ上に目的のオブジェクトを配置し（ViSiと同様）、それを駆動するイベントを設定するだけで、コードが自動的に記述されます。ViSi-Genieは、4D Systemsの最新の高速開発エクスペリエンスを提供します。
• Serial - この環境は、ディスプレイモジュールをスレーブシリアルディスプレイモジュールに変換するためにも提供されます。シリアルポートを備えた任意のホストマイクロコントローラやデバイスからディスプレイを制御することができます。

Proの特長

Smart Widgets Editorは、スマートウィジェットを生成することができる強力なユーティリティです。

• ベース画像用のレイヤを含め、最大6枚のレイヤで構成される複雑なウィジェットを作成することができます。レイヤの順番は任意に配置できます。
• 各レイヤには、様々な操作が可能な1つまたは複数の画像を順番に配置することができます。画像操作のオプションには、水平方向の動き、垂直方向の動き、角度方向の動きがあります。また、ユーザーはレイヤの透明度を設定することができます。
• 2つ以上のレイヤを連結して画像の動きを同期させることができるので、複数の可動部を持つ複雑なウィジェットを生成することが可能です。時計ウィジェットを高速に生成できるクロックワーク機能もサポートされています。
• 各レイヤには、様々なフォントやフォーマットで数字を表示できる数字部分を含めることができます。または、数字部分を固定された文字列とすることも可能です。
• 出力されたフレームは、サポートされているWorkshop4環境のいずれかを使用して利用できます。

Genie Magicは、Workshop4 PROに搭載されているViSi-Genieの拡張機能です。

• ユーザーは、ViSi-Genieのバックエンドコードの様々なポイントに4DGLコードを追加して、ViSi-Genieと定義済みの通信プロトコルのスピードおよび利便性を維持しながら、4DGLの機能を最大限に活用できます。
• ユーザーは、イベント、コード、オブジェクトの形式で4DGLコードを入力し、タッチ関連の様々な追加を行うことができるため、完全なコードを記述することなく、ViSi-Genieで高度なGUI（グラフィカルユーザーインターフェース）を実現できます。
• genieArduinoおよびgeniePiライブラリの完全サポートにより、ArduinoやRaspberry Piホストとの通信がさらに強力になります。
• Genie MagicとSmart Widget Editorを組み合わせることで、Smart Widget EditorツールやSmart Widgetsを使って、次のような他のGUI要素を作成することができます：