HVAC用Filtrete™エアフィルタの基礎

都会暮らしも田舎暮らしも、空気の質については一長一短があります。都市部では、スモッグ、工業汚染物質、自動車の排気ガスと付き合わなければなりません。田舎では、埃（砂利）、煙、収穫時の汚染物質と付き合うことになります。どこに住んでいようと、誰もがアレルギーや動物のフケ（ペットを飼っている場合）、風邪やインフルエンザの季節、そして恐ろしいタンポポの季節（ハクション！）に対処しているのです。

そのため、家庭用暖炉向けに信頼できるフィルタを購入することが重要です。どのフィルタが汚染物質を排除するのに最適なのかを知るためにブランドを調べようとしても、市場には非常に多くのブランドがあるので、圧倒されるかもしれません。自分が使っているフィルタが何なのか、そこまで気にせず、お店で見かけたものや、一番安いブランドのものを買ってしまう人もいますよね。適切なフィルタを使用することで、アレルギーや動物のフケ、風邪やインフルエンザの流行などを抑えるだけでなく、家庭内の空気の質も向上させることができます。長い目で見てあなたとあなたの家族の健康を向上させるために、ぜひ少し調べてみてください。

わが家では、3MのFiltrete™エアフィルタを選びました。これはプリーツフィルタなのですが、プリーツフィルタは長持ちし、表面積がフラットフィルタより大きいため、より多くの微粒子を捕らえることができ、よりきれいな空気を吸うことができるからです。私たちにとって最大のポイントは、Filtreteのフィルタがファイバグラス製でないことです。フィルタがファイバグラスであるかどうかは、どのように分かるのでしょうか？新品を空中にかざし、透けて見えたらファイバグラス製です。ご存じないかもしれませんが、ファイバグラスフィルタは生分解性がないため、環境に優しいとは言えません。

Filtreteの詳細については、こちらをご覧ください。

フィルタで最も重要な点は、MERV（最小粒子捕集率報告値）またはMPR（微小粒子性能等級）値を確認することです。DigiKeyでは、MERV等級1、2、5、7、11、12、13の3M製Filtreteを在庫しています。これらの等級により、粒径別平均捕集率（ミクロン数）が決まります。この詳細については、EPA（米国環境保護庁）の情報をご覧ください。さて、ここで注意しなければならないのは、家庭用暖炉向けのフィルタを選ぶときです。MERV値が大きいほど、フィルタを通る空気流が「よりタイト」（メッシュ素材の目が細かい）であるため、より多くのミクロン粒子を捕らえることができることになります。目の細かさは、暖炉への空気流を悪くすることにもなるので、暖炉に合ったものを選ぶようにしましょう。熱交換器が熱くなって割れ（これは非常に危険で、命にかかわることです）ないように、暖炉が呼吸する必要があります。これも定期的にフィルタを交換しなければならない理由の一つです。フィルタが汚れていると、暖炉内の空気流が悪くなるからです。フィルタを定期的に交換しないと、温度調節（サーモスタットを調節して、今まで保っていた温度を別の設定にすること）がうまくいかず、エネルギーコストが高くなり、健康への懸念、暖炉の故障、熱交換器のひび割れなどにつながる可能性があります。

画像出典： https://www.hvac.com/air-quality/consequences-not-changing-your-air-filter/

わが家のような大型の暖炉に対しては、MERV値が11である品番19-NADP01-4IN-4-NDを使用することができます。ご使用の暖炉について、どのようなフィルタとMERV等級を使用すべきかを調べてください。

どのような頻度でフィルタを交換する必要があるでしょうか。1インチフィルタの場合は、3か月ごとです。4インチ、5インチ、6 インチの場合は、12か月ごとです。わが家ではフィルタ交換は6か月ごとです。小型犬がいることと、砂利道の近くに住んでいるためです。各家庭の暖炉や生活条件、環境は異なります。そのことを考慮して、フィルタの交換頻度を決めましょう。それでも不安な場合は、毎月フィルタを見て汚れていないか確認し、汚れていれば交換すればよいのです。その際の期間（3か月、6か月、または9か月？）を覚えておいてください。その期間があなたにとってのフィルタの交換頻度です。

DigiKeyでは、320種類の3M Filtreteのオプション製品/サイズを在庫しています。ご不明な点がございましたら、DigiKeyのTechForumでお気軽にお尋ねください。